昨日(9月9日)、黃焜璋(行政院衛生署病院管理委員会執行長)、李乃樞(行政院衛生署楽生療養院院長)、陳耀昌(台湾大学医学部教授 ハンセン病患者人権促進委員会委員長)、范燕秋(師範大学台湾史研究所助教授 ハンセン病患者人権促進委員会委員)、蘇恵卿(東呉大学法学部助教授 ハンセン病患者人権促進委員会委員)、林建亨(漢生病歷史紀錄片製作人)、楊仁佐(漢生病歷史紀錄片導演)の方々が、国立療養所邑久光明園と長島愛生園を訪れました。
私も、オブザーバーとして参加させてもらいました。
一行は、まず光明園を訪れ、畑野園長、看護部長、園幹部と面談し、活発な意見交換を行ったあと、病棟、センターなどを視察。
その後、愛生園に移動。愛生園でも、藤田園長、看護部長、園幹部と面談したあと、園長等の案内で病棟、センター等を視察したあと、園のマイクロバスで回春寮、収容桟橋、納骨堂、新良田高校跡など視察、最後に歴史館で田村学芸員から展示内容等について説明を受けた。
台湾では、2008年8月13日に、ハンセン病患者人権保障及び補償条例が成立し、さらにハンセン病患者や元患者の人権を促進するため、同年11月7日にハンセン病患者人権保障促進委員会が成立され、ハンセン病患者の人権回復問題も、重要視されています。
署立楽生療養院は台湾の唯一のハンセン病病療養所であり、目下258名の元ハンセン病患者の方々が園内で生活しています。
楽生療養院には、わが国の国立ハンセン病療養所にあるような入所者自治会組織がなく、人権保障促進委員会は、入所者の要望等を政府に提言する役割も果たすことになっています。また資料館建設も目指しているとのことでした。
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