台湾楽生院訴訟日本弁護団は,4月13日から15日まで台湾を訪問しました。その内容を報告します。
13日には,午後2時から,日本の国会にあたる立法院の会議室にて,台湾弁護団とともに記者会見しました。
現在,台湾では,国会に「ハンセン病人権補償法案」が提出されていますが,反対意見もあり,法案の審議が進んでいないといわれています。
そこで,このような状況を打破するために,国家賠償請求訴訟を提起することになりました。なお,台湾では,国賠訴訟は,関係機関に国家賠償請求の意思表示をなし、これを相手が受け入れない場合に,はじめて提訴できるという請求前置主義をとっているそうであり,台湾弁護団より、立法院に,訴訟の前提としての,「国家賠償請求書」が提出されたことが,記者会見で発表されました。
14日午前,弁護団は楽生療養院訪問を訪問し,午後1時半より,台韓日ハンセン病人権問題シンポジウムが開催されました。
ところで,現在,楽生療養院は,強制退去問題をめぐり、目の離せない動きとなっています。
台湾弁護団等の,行政院長への政治的働きかけが奏功し、現在,90%を史跡として残すという方向での動きがあります。
しかし,他方で,台北県知事と新荘市長、国民党代議士が、地元住民および新ビルに移転した入所者たちを巻き込んで,一刻も早い地下鉄工事の完成を求めているという動きもあります。
台湾政府が,入所者らがこれまで受けてきた被害や気持ちをしっかり受けとめた上で,だれもが納得できる解決をぜひ目指してもらいたいと願っています。
西日本新聞の記事です。↓
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/20070414/20070414_003.shtml
13日には,午後2時から,日本の国会にあたる立法院の会議室にて,台湾弁護団とともに記者会見しました。
現在,台湾では,国会に「ハンセン病人権補償法案」が提出されていますが,反対意見もあり,法案の審議が進んでいないといわれています。
そこで,このような状況を打破するために,国家賠償請求訴訟を提起することになりました。なお,台湾では,国賠訴訟は,関係機関に国家賠償請求の意思表示をなし、これを相手が受け入れない場合に,はじめて提訴できるという請求前置主義をとっているそうであり,台湾弁護団より、立法院に,訴訟の前提としての,「国家賠償請求書」が提出されたことが,記者会見で発表されました。
14日午前,弁護団は楽生療養院訪問を訪問し,午後1時半より,台韓日ハンセン病人権問題シンポジウムが開催されました。
ところで,現在,楽生療養院は,強制退去問題をめぐり、目の離せない動きとなっています。
台湾弁護団等の,行政院長への政治的働きかけが奏功し、現在,90%を史跡として残すという方向での動きがあります。
しかし,他方で,台北県知事と新荘市長、国民党代議士が、地元住民および新ビルに移転した入所者たちを巻き込んで,一刻も早い地下鉄工事の完成を求めているという動きもあります。
台湾政府が,入所者らがこれまで受けてきた被害や気持ちをしっかり受けとめた上で,だれもが納得できる解決をぜひ目指してもらいたいと願っています。
西日本新聞の記事です。↓
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/20070414/20070414_003.shtml
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