"国立ハンセン病資料館"カテゴリーの記事一覧
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厚生労働省が、国立ハンセン病資料館の運営事業委託について、平成21年1月21日、公募公告をしました。
公募に必要な資格として、平成19・20・21年度厚生労働省競争参加資格(全省庁統一資格)の「役務の提供等」において、応募時までに、「A」又は「B」の等級に格付されている者であること等が要件となっています。
また,公募内容等の条件を満たしているもので、契約を希望するものは、平成21年2月4日(水)17時(必着)までに意思表示をすることとなっています。非常に期間が限定されています。
国立ハンセン病資料館は、現在、社会福祉法人ふれあい福祉協会に運営事業を委託していますが、資料館リニューアル後、その運営の仕方に批判がでていました。
厚生労働省が設置した「ハンセン病資料館施設整備等検討懇談会」(座長:大谷藤郎)の参集者として参加していたときに、懇談会で、国の直営ではなく財団法人等への管理委託という方向に決まりかけたとき、委託先となると当然に予想された「ふれあい福祉協会」についてはよく吟味する必要があることを、委員のなかで一人で主張していました。
懇談会の中間報告(概要)
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb14GS50.nsf/vAdmPBigcategory40/49256FE9001ACE7B49256C9200227BC2?OpenDocument
以下のHPをご覧下さい。
2009/01/21 14:23:23 厚生労働省:企画競争について21.01.21 ハンセン病対策事業(社会復帰者支援事業等委託分)
21.01.21 ハンセン病対策事業(資料館運営等委託分)http://www.mhlw.go.jp/sinsei/chotatu/chotatu/kikaku/2009/01/kk0121-01.html
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以前にも紹介しましたが、東京都東村山市青葉町4-1-13(多磨全生園東側)にある国立ハンセン病資料館では、2008年度秋季企画展 「ちぎられた心を抱いて -隔離の中で生きた子どもたち-」 が、現在開催されています。
http://www.hansen-dis.or.jp/exhibition/planning.html
会期は、2008年(平成20年)9月27日(土)~11月30日(日)です。
先日、国立ハンセン病資料館からハンセンボランティア「ゆいの会」事務局に、上記特別展示のために出版された小冊子が送られてきました。
小冊子に掲載されている写真をみていると、幼い頃に家族と引き離され、ハンセン病療養所に収容されて、そこで生きた子どもたちの声が聞こえるようです。
機会があれば、ぜひ立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。
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国立ハンセン病資料館から、ゆいの会事務局に、秋季企画展「ちぎられた心を抱いて-隔離の中で生きた子どもたち-」のボスターとチラシが届きました。
秋季企画展「ちぎられた心を抱いて-隔離の中で生きた子どもたち」の日程は、以下のとおりです。
日時:2008年9月27日(土)~11月30日(日)
場所:国立ハンセン病資料館 企画展示室
所在地:〒189-0002東京都東村山市青葉町4-1-13 TEL042-396-2909
開館時間:午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日:月曜日(月曜祝日の場合は火曜)、祝日の次の日
入館料:無料
国立ハンセン病資料館HP http://www.hansen-dis.jp/
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国立ハンセン病資料館(http://www.hansen-dis.or.jp/)が新たに開館し、1ヶ月がすぎました。
ところで、新資料館では、展示室1(歴史展示)において、ゆいの会が開催していますボランティア養成講座の一こま(長島愛生園でのフィールドワークの様子)が、パネルで紹介されています。
岡山での当会の取組みが注目されていることがわかります。もし国立ハンセン病資料館に立ち寄られたら、ぜひ見てください。
新資料館は、開館予定にぎりぎり間に合わせたという事情もあり、とくに「らい予防法」廃止前後あたりから以降の展示が薄いという印象が否めませんが、この点はこれから、改善をしてよりよい内容にしていってもらいたいと思っています。
ところで、本日、岡山弁護士会常議員会において、当会が今年度の岡山県の「三木記念賞」の候補として、昨年に引き続き、推薦されましたので、報告します。岡山弁護士会(人権擁護委員会)は、全国に先駆け、「ハンセンサポートセンター」を立ち上げ、療養所入所者の法律相談や学校等への啓発活動を行っています。
昨年に続く「三木記念賞」への推薦は、会員皆様の地道な活動を評価してくれたものと考えています。
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3月31日(土)午後1時30分から,国立ハンセン病資料館の再開館式が行われました。
式典は,柳澤伯夫厚生労働大臣,宮里光雄全療協会長,細渕一男東村山市長,北川定謙(社)ふれあい福祉協会理事長による,入館口でのテープカットの後,1階情報ホール(映像ホール)で,厚労大臣の主催者挨拶,宮里会長,津島雄二衆議院議員(ハンセン病対策議員懇談会会長),江田五月参議院議員(ハンセン病問題の最終解決を進める国会議員懇談会会長),東村山市長の来賓挨拶,中島威夫国土交通省関東地方整備局長,佐川修前資料館運営委員から,新資料館オープンに至る経過報告が行われました。
式典終了後,改めて,長島愛生園からみえられた宇佐美治さんらと一緒に,館内を見て回りました。新館2階に,3つの常設展示室と企画展示室があります。
各展示室では,来館者に,単に展示資料の説明文を読んでもらうのではなく,映像や音声などを用いて,より視覚等に訴えるように工夫がなされていますが,私たちがハンセン病資料館施設整備等懇談会で,資料館の理念とした訴えようとしたメッセージが,十分には強く伝えられる展示方法(内容,説明文も含め)となっていないのではないかとの思いも残りました。
開会式後,多磨全生園のコミュニティーハウスで,懇親会が行われ,大谷藤郎旧館長が,挨拶で,1985年のワイツゼッカー西ドイツ大統領の戦後40周年の演説『荒れ野の40年』で述べた「心に刻む」という言葉を引用されて,新資料館の理念,心を忘れずに運営をしてもらいたいと,強調されておられたのが印象に残りました。
資料館の理念に沿った展示内容への改訂等については,今後設置される予定の国立ハンセン病資料館運営企画検討会」(仮称)の役割が重要になると思います。
国立ハンセン病資料館HPは,http://www.hansen-dis.or.jp/ -
本日,多磨全生園の研修室で,第17回ハンセン病資料館施設整備等検討懇談会が開催され,出席してきました。この懇談会は,5年にわたって,高松宮記念ハンセン病資料館の拡充の在り方を検討してきましたが,4月1日に,拡充後の資料館が再開館することが決定し,今回で懇談会も最終回となりました。
今回の会議において,拡充後のハンセン病資料館は,「ハンセン病療養所入所者等に対する補償金の支給等に関する法律」(平成13年6月)の前文,第1条(趣旨)及び第11条(名誉の回復等)に基づく国が実施する事業の一環として位置づけ,資料館の理念や活動を端的に表すため,施設の名称は「国立ハンセン病資料館」とすることが,正式に決定しました。
また,国立ハンセン病資料館の運営は,(社福)ふれあい協会に委託することになりましたが,別途,「国立ハンセン病資料館運営企画検討会」(仮称)を新たに設け,国の関与を明確にした形で資料館運営が行われるようにすることも決まりました。
ハンセン病の歴史を通じて,人権がいかに大切なものであるかを訴え続けていく資料館であって欲しいと願っています。