韓国のハンセン病療養所、国立小鹿島(ソロクト)病院に新病院長が就任したという記事が、2007年10月18日付韓国日報に掲載されています。
おおむね以下のような内容です。
「小鹿島(ソロクト)を福祉共同体にしたい」 朴(パク)・ヒョンチョル国立小鹿島病院長
おおむね以下のような内容です。
「小鹿島(ソロクト)を福祉共同体にしたい」 朴(パク)・ヒョンチョル国立小鹿島病院長
" 16日就任したパク・ヒョンチョル(46)国立小鹿島(ソロクト)病院長は、"勤務条件は良くないだろうが、10年余りの間、保健所に勤めながら悟った公共医療サービスを、小鹿島(ソロクド)で実践したい"と話した。
保健福祉部がハンセン病に対する偏見と低い報酬などで、内部志願者を探せず、外部公募に応募した朴氏が院長に任命された。
パク院長は、"小鹿島(ソロクト)病院は、単にハンセン病を治療する所でなく、人間の尊厳を具現して共に生きる社会を作る崇高な空間"であり、"ハンセン人だという理由で、これ以上差別を受けないように努力する"と話した。
実際、小鹿島(ソロクト)は、最近、連陸橋が臨時開通し、またハンセン人の高齢化により重度障害者が増えるなど環境が急変しており、過去と違った機能が要求されている。
パク院長は、"来年に連陸橋が完全開通すれば予期できないことが起き、地域住民との葛藤も予想される"として、"ハンセン人がより良い人生を送り、病院も発展することができるように全てのものを捧げる"、と覚悟を明らかにした。
パク院長は、全南(チョンナム)大医大を卒業し、予防医学専門の資格を取得した。1995年から12年の間、光州(クァンジュ)東区(トング)保健所長をしていた。 自治行政革新全国大会保健福祉部門最優秀賞,地域社会中心リハビリ事業最優秀機関表彰などを受賞。韓国保健学会理事としても活躍した。
パク院長は、"小鹿島(ソロクト)を選んだことは、医師として当然するべきこと"、としながら、"ハンセン人に合う最適の医療サービスを提供する"と繰り返し強調した。
小鹿島(ソロクト)には、70才以上高齢のハンセン人642人が長期治療中であり、医療スタッフ100人余りを含んで,1,000人余りが生活している。
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