"療養所の将来構想"カテゴリーの記事一覧
-
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
-
今年4月からのハンセン病問題基本法の施行を受けて、いくつかの国立ハンセン病療養所では、園、入所者自治会、県、市などを中心として将来構想を検討する委員会が開かれています。
6月末、国立療養所菊池恵楓園では、同園の将来構想を作るための検討委員会が、3か月ぶりに同園で開催されました。
同委員会では、「啓発」「社会化」「介護・医療」の3章立てにした将来構想骨子を3月に作りました。
行政や園、入所者らで構成する 委員会は、10月下旬に将来構想を完成させる計画。
ハンセン病:将来構想検討委、3カ月ぶり開催--菊池恵楓園 /熊本 - 毎日jp(毎日新聞)
国立療養所長島愛生園と邑久光明園でも、長島愛生園と邑久光明園の将来構想をすすめる会・岡山の構成団体として、岡山県や瀬戸内市もあらたに参加してもらい、入所者の方々が望む将来構想を具体的な形にしたいと考えています。 -
先月、長島愛生園、邑久光明園を視察した厚生労働省の「歴史的建造物等保存検討作業部会」のメンバーが、10日、熊本県合志市の国立療養所「菊池恵楓園」を視察しました。
同作業部会のメンバーは、国立ハンセン病療養所に残る歴史的建造物の保存や復元の可能性を調査しています。
西日本新聞の関連記事
厚労省作業部会が施設視察 「ハンセン病の教訓を後世に」 入所者 監禁室補修など要望 / 西日本新聞
-
国立ハンセン病療養所の療養体制の充実に関する決議が、本日、衆議院で全会一致で採択されました。
「 ハンセン病の患者らは、「らい予防法」を中心とする国の隔離政策により、偏見と差別の中で多大な苦痛と苦難を強いられてきた。
国立ハンセン病療養所の入所者については、視覚障害などのハンセン病の後遺障害に加えて、その高齢化に伴い、認知症、四肢の障害等を有する者が増加している。
国は、平成二十年六月に成立したハンセン病問題の解決の促進に関する法律の趣旨も踏まえ、国立ハンセン病療養所における入所者の療養の質の向上を図り、入所者が良好かつ平穏な療養生活を営むことができるようにするために、その責任を果たす必要がある。
政府においては、国の事務及び事業の合理化及び効率化の必要性は理解しつつ、入所者の実情に応じた定員の在り方及び療養体制の充実に万全を期すべきである。
右決議する。」
ひきつづき、参議院本会議でも、同様の採択がなされる予定です。
NHKニュース(動画)
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014153191000.html
ハンセン病療養体制充実を 衆院、全会一致で決議 - 山陽新聞ニュース
-
昨日(平成21年7月7日)10時から11時まで、衆議院第二会館第三会議室で、「ハンセン病対策議員懇談会及びハンセン病問題の最終解決を進める国会議員懇談会合同会議が、開催されました。
ハンセン病対策議議員懇談会(会長:津島雄二衆議院議員)とハンセン病問題の最終解決を進める国会議員懇談会(会長: 藤井裕久衆議院議員)との合同会議には、全療協(全国ハンセン病療養所入所者協議会)と厚生労働省からも出席。
この日の合同会議では、全療協などが、国会公務員の職員定員削減の枠から、国立ハンセン病療養所の職員定員を除外することを求めていた問題に関し、国会本会議において、「国立ハンセン病療養所における療養体制の充実に関する決議」を行うことを決定しました。
合同会議で配布された決議案は、「政府においては、国の事務及び事業の合理化及び効率化の必要性は理解しつつつ、入所者の実情に応じた定員の在り方及び療養体制の充実に万全を期すべきである。」としている。
今回の決議は、ハンセン病療養所の定員を、平成21年7月1日付「新たな定員合理化計画等の概要」の2頁の「厚労省712人」から外す趣旨であると、最後に、藤井会長が挨拶をされた。
-
6月26日(金)午後2時から、ハンセン病療養所の将来構想をすすめる会・岡山(会長:高瀬重二郎)の6月の会合が、長島愛生園自治会館で、午後2時から4時まで開催された。
参加者は、長島愛生園入所者自治会役員3名、邑久光明園入所者自治会役員2名、瀬戸内弁護団2名、組合(全医労長島支部、同光明園支部、全医労岡山地区、全医労中地協、岡山県医労連から各1名)に加え、今回から、岡山県健康対策課副課長、感染症対策班主任、瀬戸内市から保健福祉部いきいき長寿課課長、同健康づくり推進課課長、市民課課長代行、人権啓発課主任も参加。
行政も加えた体制が整ってきた。
瀬戸内市からは、市の医療・介護行政についての現状について説明を受けた後、意見交換。
今後、医療・介護等についての地域住民の需要等の調査も行うことを検討することとなった。
歴史館職員問題についても議論を行った。
地域での、ハンセン病問題基本法の学習会の開催も検討。
次回は、7月21日午後2時から 光明園自治会館で開催。
先日の、超党派の国会議員で構成する、「邑久光明園・長島愛生園の将来構想を考える岡山県選出国会議員懇談会」の発足もあり、ようやく、岡山のふたつの国立療養所の将来構想に向けた体制づくりが整ってきたといえる。
-
6月23日(火)午前9時30分から、衆議院第1議員会館 議員第3会議室で、超党派の国会議員で構成される「邑久光明園・長島愛生園の将来構想に関する岡山県選出国会議員懇談会」が開催され、両園自治会役員4名(光明園自治会から屋会長、山本副会長、愛生園自治会から神谷氏と金氏)と一緒に出席しました。
会合では、呼びかけ人の平沼赳夫衆議院議員から、呼びかけ人挨拶があり、その後、私から、前日に行われたハンセン病問題対策協議会での協議のポイントを報告したうえで、早急の課題として、長島愛生園歴史館の学芸員配置の必要性について理解と協力を求めました。
その後、自治会役員の方々からも、歴史館の学芸員問題を含め、療養所をとりまく現状について率直な意見を語り、活発な意見交換をしました。
また、今回、会の名称も正式に決定し、人事についても、会長に平沼赳夫議員、副会長に谷合正明議員、幹事長に萩原誠司議員、事務局長に津村啓介議員が就任することが決定されました。
さらに、今回、歴史館や歴史的施設などを保存し、ハンセン病政策の歴史を正しく伝えることの重要性を確認し、そのことを、会の重要な柱とすることが確認されました。
会合には、所用のためやむなく欠席された方を除き、平沼議員、谷合議員、萩原議員、津村議員、村田吉隆議員、橋本岳議員、姫井由美子議員が参加された。
-
5月18日午後2時から4時まで、ハンセン病療養所の将来構想をすすめる岡山の会の会議が、邑久光明園自治会であり、私と平井昭夫弁護士、井上雅雄弁護士の三人で出席しました。
・5月15日の厚生労働省の建物保存検討作業部会の調査の報告
・将来構想案策定に向けた取り組み
・地域議員懇談会(岡山)の次回開催
・将来構想の一貫として、愛生歴史館を国の資料館として位置づけ、学芸員2名を確保することに取り組むこと
・岡山県、瀬戸内市の「するめる会」参加への呼びかけ
などについて討議をしました。
岡山県の「すすめる会」は、自治会、全医労、弁護団で構成されており、次回からは、岡山県と瀬戸内市にも参加を呼びかけることになっており、県、瀬戸内市にも、一緒に、療養所の将来について考えてもらいたいと考えています。