"ハンセンボランティア「ゆいの会」の活動"カテゴリーの記事一覧
-
昨日、1月23日(日)長島愛生園文藝協会資料室の掃除を行いました。
以下は、今回の企画を提案した、疋田会員からの報告です。
13時に長島愛生園自治会館に集まり、防塵対策を行った重装備のゆいの会、会員8名が資料室に徒歩で向かいました。
まず、資料室の窓を開け、外の空気を入れ、各自マスクでほこり対策を行い、はたき、掃除機でほこりを除去しながら、本棚の書籍・雑誌を移動しながら、ぞうきんで、掃除を行いました。
その結果、何年間、つもり積もったほこりが除去され、資料室が見違えるようになりました。
15時30分頃、中がきれいになった資料室を後にいたしました。
資料室の中は、短歌、俳句、川柳、創作、詩などと部会ごとに、本棚に表示され、長い間、厚い創作活動のために、収集された書籍・雑誌・同人誌などが整理されて保管されていました。
また、貴重な書簡、アルバム、ノートなどが保管され、これからの資料調査が期待されます。
PR -
岡山県瀬戸内市邑久町虫明にある国立療養所長島愛生園は、今年創立80周年を迎え、先日創立80周年記念式典が行われました。
「愛生」創立80周年記念号も、当日参加者に配布されました。
同号には、「ハンセンボランティア「ゆいの会」について」と題して、ゆいの会を結成するまでの経緯や思い、活動の内容、ゆいの会の活動を通じて思うことなどを書いた、私の小文も載せていただいた。
愛生誌は、第1号は、開園間もない昭和6年10月31日発行だそうである。終戦をはさんで2年間ほどは休刊したものの、連綿と発行されてきた。まさに貴重な歴史的資料である。
同園の愛生誌編集部には、1号から最新号に至るまで保存されている。
-
10月19日、国立療養所邑久光明園を訪問。邑久光明園では、今年の春から、園内にある旧光明学園校舎を利用して資料展示室が開設されています。
ハンセンボランティア「ゆいの会」では、光明園に「資料提示室」が開設されたことを契機に、資料室の運営や園内ガイドに今後どのような関わり方ができるのかを検討するため、園、入所者自治会との一回目の懇談を行い、積極的に関わっていくことを確認しました。
「展示室には、昔の夫婦舎の居室を再現した部屋や過去の使用されていた歴史的な物品等を展示しています。旧光明学園は、入所者の子どもさんの勉学のため1939年4月に開校され、先生が入所者の方でした。1947年に裳掛小・中学校第三分校となってから本校より教師が派遣されて来ました。
小学校は1959年に閉校、中学校は1962年に閉校となりました。最も多い時は71名が在籍し、廃校後は畳工場として使用されていました。」(国立療養所邑久光明園 園内散策マップ」より)
なお、旧光明学園の隣には、「双葉寮」が残っており、この歴史的建物の保存修復も、当面の重要な課題となっています。
「1939年6月に小児舎(双葉寮)として建てられたものは、直線型で17・5畳の部屋が6室あり(一室は食道)、1室に8~9名の少年・少女が中学卒業まで共同生活していました。その後、1952年に現在のコの字型に建て替えられ、1962年の中学校の閉校とともに閉鎖されました。(国立療養所邑久光明園 園内散策マップより)
-
ハンセンボランティア「ゆいの会」では、国立療養所「長島愛生園」で、愛生歴史館ボランティアをしていまます。最新の活動報告です(報告者 疋田邦男さん)。
「12月15日(火)9時50分から14時10分まで、地元邑久中学校1年生の160名の研修が、愛生歴史館であり、青江、岩邊、若松、疋田の4名が歴史館運営ボランティアとして、田村学芸員の指導のもと対応しました。生徒さん達も事前学習され、また会場では熱心に学習ファイルの設問をボランティアと一緒に考えながら記入しました。
研修の内容は、最初に長島愛生園の歴史の映像を見ていただき、次に常設展示のハンセン病のパネルで、ハンセン病の特徴の説明、その後、ジオラマの前で、島の中での絶対隔離政策の様子を説明した後、展示物を見て考えて頂きました。その後、田村学芸員の園内見学、そして入所者の講話など、寒い日でしたが、熱心に学習されました。
このように、ゆいの会ボランティアとして、地元の学校の生徒さん達と、歴史館で直接ふれあい、一緒にハンセン病問題を考えることで、私たちのなかに、今ある差別意識の構造を考えました。これで今年の生徒さん達の研修は終わりました。また来年、歴史館運営ボランティアを新たな気持ちでしていこうと思います。」
-
今日は、長島愛生園歴史館の運営ボランティア担当で午前中出かけていました。
本日は平日ですが、大勢の団体の見学者であったため、学芸員の田村さんの応援で、ゆいの会から疋田さんと私が出動しました。
今日は、総社市の総社西中学校から230名あまりの生徒さんが、午前10時30分から午後2時30分頃まで、4グループに分かれ、2時間掛けての歴史館と園内見学のほか、約1時間、入所者に代わり看護師の方が、園内の入所者の生活の様子等について話をされたようです。
生徒の皆さんにとっては、短い時間でも、初めてハンセン病療養所を訪れて、ハンセン病の学習で学んだ歴史的施設等も見学したり、関係者等から直接話を聞いたことで、学校での学習とはまた違った貴重な経験となったことと思います。
当日は、ゆいの会が、2003年から行っている、ハンセン病療養所での先駆的な取り組みである歴史館案内ボランティア活動についての、愛媛新聞社による取材がありました。
-
ハンセンボランティア「ゆいの会」では、国立療養所長島愛生園歴史館において、事前の申込みがあった、主に、土曜日、日曜日の来館者への対応をしています。当会のボランティアが、歴史館と園内の歴史的施設等を案内しています。ボランティアの確保ができず、来館者の希望日に対応できないこともあり、ご迷惑をお掛けすることもありますが、宜しくお願いします。
歴史館の来館者は、年間約1万人にも達しており、今後も、啓発、人権教育の大切な場として、その意義はますます大きくなりそうです。
当会としても、さらに歴史館運営ボランティアとして活動してくれる会員を養成する必要がありそうです。
10月以降も、現時点で、すでに多人数の団体での訪問者が予定されています。
10月 1日(木) 邑久中学校163名
10月22日(木) 総社西中学校 220名
10月24日(土) 鳥取県江府町教育委員会、姫路市教育委員会 40名
11月 8日(日) 姫路市安志西自治会 25名、国中地区同和教育推進協議会 25名
12月12日(土) 岡山県民主医療連絡会 50名、井原市社会福祉協議会 25名
12月13日(日) 奈良県人権教育推進協議会 100名 -
ハンセンボランティア「ゆいの会」では、長島愛生園の歴史館の運営ボランティアを行っています。
歴史館での土・日の来館予約者のために、当会のボランティアが応対しています。
平日の場合にも、100名を超える人数の団体の来館者がある場合にも、ボランティアを派遣し、田村学芸員とともに対応に当たっています。
昨日(22日)は、午前10時から福山市内海町からの団体の来館者(25名)がありました。
当日の担当であったため、午前9時30頃、歴史館へ到着。
もう1人のボランティアの木下さんと、2時間弱をかけて、歴史館の館内と、園内の、収容所、収容所、監房等の歴史的施設などを案内しました。
午後にも飛び入りの来館者2名がありました。
閉館後、宇佐美治さんのところに、ハンセン病関係の洋書を持参して、立ち寄り、しばし歓談して、帰る。 -
「ゆいの会」では、ボランティア活動の一つとして、国立療養所長島愛生園において、土・日に、あらかじめ予約をされて歴史館を訪問された方のために、愛生歴史館の館内を案内し、さらに希望される方には、園内の歴史的施設などを案内するボランティア活動をしています。
この活動は、長島愛生園にある愛生歴史館(http://ww32.tiki.ne.jp/~jitikai/menu.htm)の開設と同時に始まりました。
歴史館運営ボランティアその他のボランティアを養成する「ハンセンボランティア養成講座」を毎年開催しています。
講座は、歴史・人権、医学、介護実践、ボランティア学、療養所でのフィールドワーク、入所者との懇談などを、4日間で行っています。
今年も第8回目を開催する予定です。
最近、沖縄愛楽園においても、園内の施設をガイドするボランティアを養成する講座が始まっていると聞いています。菊池恵楓園でも、今年の3月からガイド養成講座を開催することになっているようです。
沖縄愛楽園では、愛楽園入所者自治会とハンセン病問題ネットワーク沖縄が主催(http://hanetokinawa.ti-da.net/e2300294.html)
こうした市民の活動がぜひとも継続することを願っています。