"日記"カテゴリーの記事一覧
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本日、日本被団協と内閣総理大臣との間において、下記確認書が調印されました。
今後、基金の内容を明確にすること、原爆症認定問題の全面的解決に向けた定期協議が重要となってくる。
岡山訴訟を含む未判決原告48名については、第1審判決での勝利に全力を傾けることになる。
原爆症認定集団訴訟の終結に関する基本方針に係る確認書
1 1審判決を尊重し、1審で勝訴した原告については控訴せず当該判決を確定させる。熊本地裁判決(8月3日判決)について控訴しない。
このような状況変化を踏まえ、1審で勝訴した原告に係る控訴を取り下げる。
2 係争中の原告については1審判決を待つ。
3 議員立法により基金を設け、原告に係る問題の解決のために活用する。
4 厚生労働大臣と被団協・原告団・弁護団は、定期協議の場を設け、今後、訴訟の場で争う必要のないよう、この定期協議の場を通じて解決を図る。
5 原告団はこれをもって集団訴訟を終結させる。
以上、確認する。
平成21年8月6日
日本原水爆被害者団体協議会
代表委員 坪井直
事務局長 田中熙巳
内閣総理大臣
自由民主党総裁 麻生太郎 -
今日は午前11時から、全国からあつまった被爆者、弁護団、支援者らが、渋谷駅前のハチ公前で、原爆症認定集団訴訟の原告全員救済を求める街頭行動を行った。
午後1時からは、都内で、弁護団・支援団体会議が開催され、出席した。
6月14日の共同通信の配信によれば、舛添要一厚生労働相は、同日の閣議後の記者会見で、「原爆症認定をめぐる集団訴訟において、「河村建夫官房長官と15日以降、(解決に向け)詰めをしたい。なんとか近いうちに一定の方向性を見出せればと思う」と述べ、解決策のとりまとめを急ぐ考えを示してはいたが・・・。
命を削って闘っている高齢の被爆者のためにも、8月6日、9日の原爆忌までに政府が政治決断をすることを強く求めていかなければならない。 -
倉敷市民オンブズマンが、倉敷市が実施したPFI手法による倉敷市ゴミ処理施設整備事業の入札における、当時の中田武志市長の入札妨害等を追求していた事件の控訴審判決が、本日(7月16日)午後1時10分から言い渡された。
広島高等裁判所岡山支部(高田泰治裁判長)は、原告の請求は棄却したものの、当時の中田武志市長が、入札手続において、三造・日造共同企業体を不合格としたのは不当な入札妨害であって、違法というべきであり、中田には故意又は過失があったというべきである、と明快に認めた。
三造・日造共同企業体については、不開札とされたため、入札金額が不明となり、損害額が特定できなかった。同共同企業体の入札価格が明らかとなっていれば、市の損害は明らかとなっていたはずである。
しかし、今回の判決を受けた、伊東香織倉敷市長のマスコミへのコメントは、「主張の一部が認められず残念。」と述べたにとどまった。
この入札妨害は、当時の市長をはじめてとして市ぐるみで行っていたものであることは明白になったにもかかわらず、伊東倉敷市長の上記コメントには、本当に失望を禁じ得ない。今後、倉敷市はこの判決を重く受け止め、再度、この事件の真相を洗い直すべきである。
朝日新聞
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000000907170001
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先日紹介しました、盈進学園の中高/ヒューマンライツ部(H.R.CLUB)のハンセン病問題聞き取り調査の様子が、報告されていますので、ご紹介します。
7月4日、5日の二日間、生徒の皆さんが、熱心にこの問題に取り組んでいることが分かります。
EISHIN CLUB NEWS: [中高/ヒューマンライツ部(H.R.CLUB)] ハンセン病問題聞き取り調査
ゆいの会では、このような勉強会等への講師の派遣などを通じて、ハンセン病問題を市民の方に理解していただく活動にも取り組んでいますので、ご相談ください。