"ハンセン病療養所"カテゴリーの記事一覧
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平成20年5月9日には,長島大橋の架橋20周年を迎えますが,岡山県瀬戸内市では,来る4月26日,ハンセン病問題についてのシンポジウムが開催されます。
ぜひ,多くの市民の皆様の参加を!
「シンポジウム 地域社会とハンセン病問題」
http://www.city.setouchi.lg.jp/news/index.html
日時 平成20年4月26日(土)
開場13:00 開演13:30
開場 瀬戸内市邑久町公民館大ホールhttp://www.city.setouchi.lg.jp/kouminkan/oku_kouminkan.html
入場無料・手話通訳あります。
人権問題の現状と課題を理解し,特に人権問題の一つであるハンセン病問題とハンセン病療養所の現状を踏まえ,療養所を将来どのようにすればいいのか,地域社会の中で療養所としてのあるべき姿を地域全体で考えたい。
(プログラム)
◆基調講演「人権問題の現状と課題」/南智 岡山県ハンセン病問題対策協議会会長,元ノートルダム清心女子大教授
◆パネルディスカッション
コーディネーター 南 智
パネリスト
徳山雅之 前岡山県保健福祉部健康対策課長(井笠保健所長)
屋猛司 岡山県内のハンセン病療養所の将来構想をすすめる会会長代理
井上雅雄 ハンセン病違憲国賠訴訟瀬戸内弁護団弁護士
赤木賢二 瀬戸内市議会議員
立岡脩二 瀬戸内市長
主催 瀬戸内市,瀬戸内市教育委員会
共催 岡山県内のハンセン病療養所の将来構想をすすめる会
後援 岡山県,岡山地方法務局備前支局,備前人権擁護委員協議会,朝日新聞岡山総局,岡山日日新聞社,OHK岡山放送,産経新聞岡山支局,山陽新聞社,RSK山陽放送,KSB瀬戸内海放送,RNC西日本放送,NHK岡山放送局,毎日新聞岡山支局,読売新聞大阪本社
お問い合わせ先:瀬戸内市役所市民課人権啓発室
TEL:0869-22-3922 FAX0869-22-3973
jinken@city.setouchi.lg.jp
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1月1日、2日と休み、3日から今年の活動を開始しました。
ところで、今年の元旦の新聞では、瀬戸大橋20周年が大きく取り上げられていましたが、邑久長島大橋も開通して20年になります。
長島と対岸の虫明を隔てるわずか30メートルの水路に橋を架けることが、昭和43年頃から、愛生園、光明園の自治会で話し合われるようになり、昭和47年には架橋促進委員会が結成されました。
それから17年にもわたる粘り強い架橋運動の結果、昭和63年5月9日に開通しました。昭和6年3月に長島愛生園に初めて患者が収容されてから57年目でした。
「大橋」という名前は、入所者のこの橋への思いの大きさを表しています。また、長島大橋は、隔離の必要のない証でもあり、「人間回復の橋」とも呼ばれています。
1月26日(土)には、長島愛生園にある歴史館の運営ボランティアとして、愛生歴史館で来館者の案内をする予定です。
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12月4日、5日、東京へ出張していました。被爆者が、国を相手に訴えを提起している原爆症認定集団訴訟も大詰めを迎えています。岡山地裁でも一年前に原爆症認定訴訟を提起しました。4日は、全国の原爆症認定集団訴訟の原告、支援者らが、厚生労働省前で全面解決を求めてアピールを行いました。午後は、衆議院第一議員会館での院内集会、午後6時からは、九段会館での「集団訴訟に勝利し核のない世界を求める夕べ」と題する集会が開催されました。
昨日、東京出張中に、邑久光明園の中山秋夫さんが逝去されたとの連絡を受けました。中山秋夫さんは、1999年9月に岡山地裁にハンセン病違憲国賠訴訟を提起するに当たって、原告団長となっていただきました。
中山秋夫さんは、人権が侵害されている者は、自らの人権を守るためには、「寝た子を起こしてでも」、自らが立ち上がらなくてはいけないと言い続けて、訴訟の先頭に立ってこられました。
当初、療養所内では仲間からさえ、「国相手に裁判などせす、そっとしておいてほしい」、「寝た子をおこさないでほしい」、「訴訟に負けたら、自分たちは療養所から追い出されるのではないか」という声も多く、国賠訴訟の提起に対しては風当たりも強く、冷ややかな目でみられていました。
中山さんは、仲間のそのような気持ちも理解しつつも、「寝た子を起こさない」といけないということを訴え続けていました。
また、中山秋夫さんは、酷薄を極めた国のハンセン病患者隔離・絶滅政策の下で、死んでいったいのち、そのいのちが、今なお生き残っている私に、なぜ、自分たちが死ななければならなかったのかと問いかけてくる。自分は、今もその責めのなかに生きている、と話されていました。
その思いは、中山秋夫さんの「責め」(句集中山秋夫「一代樹の四季」)という詩に表わされています。
その思いは、私たち弁護士の胸にも、痛いほど伝わりました。
中山秋夫さんの「責め」と題する詩は、まさに、ハンセン病患者の方々に対して甚大な人権侵害を与え続けてきた、国の永年にわたる誤った隔離政策を見過ごしてきた法曹(弁護士ら)に対する痛烈な問いかけでもあったのです。
私たち瀬戸内弁護団は、中山秋夫さんのそのような思いが詰まった「責め」という詩を、瀬戸内訴訟の訴状の冒頭に置いて、以来、ハンセン病訴訟を闘ってきました。
瀬戸内訴訟原告団の中心となり、訴訟を支えてくださった中山秋夫さんへの感謝とともにご冥福をお祈りします。
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8月7日(火)、長島愛生園の夏祭りが盛大に開催され、ゆいの会からも、20名近くが参加しました。恒例となった愛生歴史館の特別開館も閉館時間を20時30分ころまで延長しました。
歴史館の2階の図書室では、今年、ゆいの会にボランティア登録された、川崎医療福祉大学の学生さんたちが、同大学の熊谷先生の指導のもと、朗読ボランティアの初仕事で、「全療協ニュース」の録音を完了させました。
午後には、久しぶりに,ゆいの会のボランティアの2人と一緒に、園内の新良田教室跡、さらに山の中を歩いて、少年農園、報国農園などを巡って、当時を偲びました。
写真は、夏祭りの様子と愛生歴史館からみた花火です。1053発が打ち上げられました。地元の歴史館来館者の方が、ゆいの会の次回の「ボランティア養成講座」に参加したいので、教えてくださいとの申し出がありました。とてもうれしいことです。ゆいの会も運営委員、ボランティア登録者を含めると100名を超えました。
また、ゆいの会も5年目に入り、長島愛生園、邑久光明園当局及び両園の入所者自治会ともしっかりした信頼関係ができつつあることを実感しています。
(2007年8月 愛生園の夏祭り)
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一昨日は、夏祭りの準備に、当会から2人が参加し、炎天下のなか夏祭りの準備に頑張ってくれました。
昨日(7日)の長島愛生園の夏祭りには、ゆいの会の関係者が20名近く参加してくれました。
愛生歴史館も、午後0時から特別開館し、午後8時30分まで、熱心な来館者が6グループ、約40名近くが訪れました。
昨日、歴史館の運営ボランティアに参加していただいた、ゆいの会のボランティアの皆様、本当にご苦労様でした。
今年、ハンセンボランティア養成講座を修了された川崎医療福祉大学の学生さんたちによる朗読ボランティアも始まりました。入所者の方々の期待も大きいと思われます。ぜひとも頑張ってもらいたいと思います。
夏祭りには、大勢の若い人たちが参加していました。開かれた療養所となり、社会との共生に向けた動きがさらに進展することを願っています。
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昨日(8月2日)、第32回邑久光明園の納涼夏祭りに行ってきました。
ゆいの会員(第1期生から6期生まで)10名と、応援でかけてくれくれたESDボランティア塾に参加している神戸大学大学院生4名と会員の知り合いの司法書士の方1名を含む15名が、午後1時に集合し、面会宿泊所食堂で、恒例となっている400個のおにぎり作りを無事、終了しました。
当会の、「わた菓子や」は、会場の都合で残念でしたが中止しました。
台風の影響もあり、風が強く、花火大会は中止になりましたが、祭り会場を、野外から光明会館に移し、例年よりも参加者は少なかったのですが、5時30分から盛大に行われました。
悪天候のなか、遠いところからボランティアに参加してくれた皆様には感謝します。
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7月25日(水)、台湾からの友人を案内して、長島を行ってきました。友人は、楽生療養院の入所者の支援活動をしている、台湾の大学の研究者です。
午前中、邑久光明園を訪れ、自治会に挨拶に立ち寄ったところ、入所者自治会の前会長の山本さんが、園内の案内をしてくださることになり、園内の歴史的建造物等や居住者地区を巡りました。光明園では、残念ですが、夫婦舎が古くなり撤去されました。しかし、小学校は補修され、資料室として生まれ変わるそうです。その資料室の内部には、夫婦舎の内部を再現するそうです。
午後は、愛生園を訪問しました。園長室に通され、藤田園長、堀田庶務課長と台湾の楽生院や愛生園の入所者の現状について意見交換をした後、藤田先生自ら、病棟、不自由舎棟を案内していただけることになり、台湾の先生と二人で、藤田先生の説明をうけながら、じっくり見学させていただきました。
あと、園内の歴史的建造物等を巡り、最後に愛生歴史館を訪問し、3時30すぎに長島をあとにしました。
有意義な一日となりました。
両園の関係者の方々には大変お世話になり、本当に感謝します。
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現在、全国のハンセン病療養所の入所者は2900名を割り、平均年齢も79歳に達しています。ハンセン病療養所には医師が来なくなりつつあり、国立療養所でありながら、内科医のいない療養所もあり、入所者は不安な生活を強いられています。しかし、国は医師の確保もできず、将来にむけたビジョンも示していない。療養所を地域に開放し、市民が自由に利用できるよう、あらたな法律の制定を求めるための第1歩として、「ハンセン病療養所のあしたをひらく市民の集い~ハンセン病問題基本法」の制定をめざして」と題した集会を開催します。
日時 平成19年8月21日(火) 午後6時30分 開会
場所 豊島公会堂(東京都豊島区東池袋1-19-1)
主催 ハンセン病療養所の将来構想をすすめる会/全療協、ハンセン病違憲国賠訴訟全国原告団協議会/ハンセン病違憲国賠訴訟全国弁護団連絡会/全国国立医療労働組合/ハンセン病市民学会/ハンセン病首都圏市民の会
問合わせ先 全療協(東京都東村山市青葉町4-1-10 TEL042-396-2052)
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本日、午後2時5分からのNHK総合「お元気ですか 日本列島」で、長島愛生園の近藤宏一さん関連の放送があります。
近藤宏一さんを支えた楽団と、近藤さんの思いを綴ったドキュメンタリー番組です。
ぜひ、ご覧下さい。
↓
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2007-07-02&ch=21&eid=21052
近藤宏一さんは、ゆいの会でもおなじみですが、ハーモニカを演奏し、長島愛生園で、楽団「青い鳥」を仲間とともに創立し、活動をしてきた方です。
このたび、この活動が評価され,本年度のウェレズレー・ベイリー賞Wellesley Bailey Award 2007 を受賞されました。先月、愛生歴史館学芸員の田村朋久さんも同行され、スイスでの授賞式に臨まれました。
近藤宏一さんの記事が載っています。
↓
http://www.leprosy.ca/site/c.anKKIPNrEqG/b.2776525/k.3A9A/News_Release_from_TLMI__June_1_2007.htm
近藤宏一さんには、「ハーモニカの歌」という著作もあります。
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今年の長島愛生園、邑久光明園の夏祭りの日程とボランティア参加のお知らせです。
長島愛生園の夏祭りの日程は以下のとおりです。
日時:8月7日(火)午後6時~9時過ぎまで
但し、「ゆいの会」のボランティア活動予定日は、6日(月)~8日(水)となっています。
活動内容は、概ね以下のとおりです。
いずれかに参加できる方は、予定を確保しておいてください。多くの方の参加を期待します。
ボランティア活動日程の詳細は、運営委員会で決定のうえ、本プログ及びMLでお知らせします。
6日は、事前の会場設営作業。
7日は、歴史館の運営ボランティア
8日は、事後の片付け作業
邑久光明園は、8月2日(木)の予定です。
邑久光明園でのボランティア活動は、2日です。
設営作業の手伝い。
入所者の方々への「おにぎりセット」作り。
ゆいの会の出店(例年、非常に好評です。)
こちらへのボランティア参加もよろしくお願いします。