"日記"カテゴリーの記事一覧
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原爆症認定集団訴訟を支援する岡山の会は,昨日,原爆症認定申請相談会を開催しました。
岡山訴訟原告の川中さん,医師1名,医療ソーシャルワーカー4名,弁護士2名が参加しました。
6名の被爆者の方からの相談がありました。
国は,集団訴訟で連敗を続け,大阪高裁,仙台高裁でも敗訴し,上告を断念しました。
しかし,さらに高裁での判断を仰ぐ必要があるとして,各地の地裁,高裁での訴訟を継続し,被爆者の早期救済,問題の全面的解決を図ろうという真摯な姿勢は全く見られません。
明日は,午後6時から7時頃まで,岡山駅前(ビックカメラ附近)で,原爆認定集団訴訟の全面解決や認定制度の見直し等を福田首相に求める街頭行動を行います。
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中国政府が、ハンセン病患者の入国禁止をした措置についての続報です。
日中両政府は15日、両国の人権状況について議論する「日中人権対話」を北京で約8年半ぶりに開き、日本政府は、ハンセン病患者を入国禁止とする中国政府の措置について、「通常の生活では感染しない」と改善を要請したものの、中国政府は、「国内感染を防止する目的」、「ハンセン病回復者の入国まで禁止するものではない」などと説明したようです。
日経ネット
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080715AT3S1502F15072008.html
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山陽新聞夕刊「一日一題」欄に、国立療養所邑久光明園牧野正直園長が、ハンセン病をテーマとしたコラムを連載(火曜日:全8回)されています。毎回、楽しみに読ませていますが、大変好評だそうです。
7月15日(火)の「一日一題」(第7回)では、ハンセン病療養所には不思議なものがあるとして、納骨堂、火葬場、園名(偽名)をとりあげ、昨年暮れに邑久光明園でなくなった詩人・中山秋夫氏の、これらにかかわる川柳を紹介し、その川柳に込めた中山さんの思いをえがいています。
ぜひ、図書館等でご覧ください。
先日は、知人から、光明園盲人会発行の「白杖」の中山秋夫さんの追悼号をいただきました。中山さんの有名な詩「責め」は、瀬戸内訴訟の訴状の冒頭を飾っていますが、中山さんは、岡山地裁での「ハンセン病国賠訴訟」の原告団団長として、同訴訟の精神的な支柱でもありました。
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日本政府は,7月15日,16日に開催される「日中人権対話」で,ハンセン病患者を入国拒否とする北京五輪組織委員会の出入国方針を見直すように要請することを決定しました。人権対話は2000年1月以来中断していましたが、5月の日中首脳会談で再開が決っていたものです。
本年6月には,国連人権理事会で「ハンセン病差別撤廃決議」が採択されたことは,このブログでも紹介しています。北京五輪組織委員会が6月に公表した出入国に関する指針では,入国禁止の対象としてテロ活動の恐れのある者、精神疾患、性病、開放性結核の患者に加え、ハンセン病患者が盛り込まれた。
共同通信(関連記事)
http://www.47news.jp/CN/200807/CN2008071201000458.html -
原爆症の認定を求めて国を相手として提訴している原爆症認定集団訴訟。岡山地裁でも1名の原告が国を相手に立ち上がっています。
7月1日(火)午前10時15分から、第7回口頭弁論が開かれました。
国は、原因確率に基づく旧認定基準を改め、4月から新基準による審査を行っていますが、法廷では、いまだに従来の主張を維持すると繰り返しています。
国は、原爆症認定集団訴訟で9連敗しながら、いまだに被爆者の救済のために、真剣にこの問題の解決に取り組もうという姿勢が全く感じられません。
6月26日、瀬戸内海放送が、岡山訴訟を特集番組で取り上げています。
瀬戸内海放送
「原爆症認定訴訟 岡山の原告は」(映像)
↓
http://www.ksb.co.jp/newsweb/indextable.asp?tid=1 -
兵庫県姫路市で、脳脊髄液減少症患者家族の会「愛光会」の集会があり、出かけていました。
同会は、脳脊髄液減少症の患者の検査・治療の公費負担等を訴えています。
交通事故などの後遺症で激しい頭痛などを引き起こす脳脊髄(せきずい)液減少症(髄液漏れ)の患者家族会「愛光会」が25日、治療の負担軽減や基礎研究の拡充など6項目の実現を求める約2万8000人分の署名を、厚生労働省に提出した。
髄液漏れを巡っては、厚労省の研究班が今年度発足し、診断のガイドライン策定に取り組んでいるが、自分の血液で漏れをふさぐ「ブラッドパッチ」療法は保険適用されていない。
代表世話人の田中俊二さん(43)らは岸宏一副厚労相に名簿を手渡し「患者と家族の労苦は大きく、研究事業への協力を承諾した患者の検査・治療は公費負担にしてほしい」などと訴えた。
毎日新聞 2008年2月26日 東京朝刊
姫路駅から、会場のイーグル姫路まで歩いている途中で、「小さな町 TREE HOUSE」という古書店の看板を見つけて入る。二階への階段を上ると、古書肆といふ趣きのお店。ハーマン・メルヴィルの「幽霊船」(岩波文庫)を300円で購入する。
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3月7日(金)、8日(土)と東京に出張していました。
7日午後から日弁連代議員総会があり、終了後、岡山弁護士会の次期執行部のメンバーが、参議院議長公舎を訪問しました。丁重なおもてなしを受け、しばらくの間、江田五月参議院議長と懇談しました。
8日は、原爆症認定集団訴訟全国弁護団会議に出席しました。この訴訟も極めて重要な時期に差し掛かっており、9日から15日にかけて、各地でさまざまな行動が計画されています。
岡山でも、3月9日(日)、「原爆症認定訴訟を支援する岡山の会」の総会が午後から開かれます。原爆症認定集団訴訟の現状を広く市民の方々にも知ってもらうための「講演会」も開催します。また午前中には、被爆相談会も行われます。
原爆症認定訴訟を支援する岡山の会のHP
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http://hibakusyasasaeru.blog89.fc2.com/blog-date-20080213.html -
昨日,岡山地裁民事第2部合議係で,中国残留日本人孤児国賠訴訟(提訴2004年2月20日)が,国の新支援策が実施されたことを受けて,原告側が訴えの全てを取り下げ,丸4年目で終結しました。
終戦後,62年を経過してやっと,中国孤児の人達に対するささやかではあるものの新生活支援策が実施されることになりました。
しかし,福田首相は、「皆様のことに気付くのがおくれました。・・・」などと謝罪するにとどまり、この訴訟で原告らが国に問うた国策の誤りについて、国の公式の明確な謝罪はないままとなりました。
国は,中国侵略により中国国民のみならず自国民の人権を侵害し、人間の尊厳を踏みにじってきた歴史的事実を直視し,あらためて,これらの人々へ国として公式の謝罪を行うべきであったと思います。