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今年5月1日、ドキュメンタリー映画「“かくり”の証言~長島愛生園・邑久光明園から~」の製作実行委員会(委員長:近藤剛(ハンセン病違憲国賠訴訟瀬戸内弁護団事務局長)))を立ち上げました。
2020 年(令和2年)5月1日 ドキュメンタリー製作企画書 より
1 タイトル(仮題) 「“かくり”の証言~長島愛生園・邑久光明園から~」
2 ドキュメンタリー製作の目的
我が国では、ハンセン病患者を隔離する人権侵害の法律が 89 年にわたり存在し、その 法律のもとで、国による人権無視の終生絶対隔離政策が続けられてきました。この政策に より、長年にわたり、ハンセン病病歴者は、多大な苦難と屈辱を被り、人間の尊厳を奪わ れてきました。そして、1996 年(平成 8 年)に「らい予防法」が廃止されて 24 年を経過 した現在においても、ハンセン病病歴者とその家族は、国の誤った強制隔離政策の結果と して生み出された社会構造としての偏見差別の中で生きることを余儀なくされています。 そして今、ハンセン病国賠訴訟やハンセン病家族訴訟を通じて、国の人権教育や啓発の あり方が問い直されています。 我が国のハンセン病強制隔離政策の負の歴史とその中で生き抜いて闘ってきたハンセ ン病病歴者とその家族の姿を、次の世代に継承するとともに、改めて、人権とはなにか、 人間の尊厳とはなにかを一緒に考えるため、入所者の証言と島の四季の表情を映像で綴 り、隔離の記憶を映像で記録したドキュメンタリーを製作します。
3 撮影・取材・編集・構成担当者プロフィール
宮崎賢は、ハンセン病問題に関する取材歴は 40 年に及び、その間、岡山県の長島愛生園・邑久光明園をはじめ 10 か所の国立ハンセン病療養所や、「らい菌」の発見者である アルマウエル・ハンセン医師が生まれたノルウェーのベルゲンやインドを訪れ、内外のハ ンセン病政策や現状を取材してきた。 これまでにハンセン病ドキュメンタリー13 番組、TBS 報道特集、筑紫哲也のニュー ス 23 などで全国に発信。ニュース特集は 150 本を数える。 この間、1983 年「地方の時代」映像祭で大賞 2014 放送グランプリ特別賞。第 43 回放送 文化基金賞・個人賞。民間放送連盟賞優秀賞4度受賞。2019 年報道活動部門(ハンセン病) でギャラクシー大賞などの放送賞多数受賞。
企画書及び趣意書(協賛のお願い)は、下記実行委員会のFACEBOOKをご覧下さい。
FACEBOOK「“かくり”の証言~長島愛生園・邑久光明園から~」
https://www.facebook.com/groups/622111182036565/
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今年10月に延期されたハンセン病市民学会in長野が、新型コロナウィルスの関連で安全な形での開催を見通せないとして、来年5月以降に再延期されるということになりました。
現時点では、まだハンセン病市民学会のFACEBOOKhttps://www.facebook.com/hdap2005/やHPhttps://shimin-g-hp.jimdo.com/の更新がされていませんが、「再延期」のはがきが、市民学会事務局から届きました。
今後の情報は、ハンセン病市民学会のFACEBOOKやHPをご覧下さい。
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ハンセンボランティア「ゆいの会」では、新版パンフレット「十坪住宅を保存しよう ハンセン病隔離政策の歴史を語り継ぐために」を作成しました。
会員の皆さまには、総会通知とともに、新版パンフレットをお送りします。
ゆいの会では、修復工事完成後の秋の一般公開に向けて、室内のパネル展示などを検討中です。
引き続き、寄付を募っていますので、ご協力ください。
新版パンフレット「十坪住宅を保存しよう」
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ゆいの会の今年度の総会は、新型コロナウイルスの関連で延期となっていましたが、以下の日程で開催することになりました。今年は、岡山市内で行います。
会員の皆さまはご参加ください。
日時:7月25日(土)10時00分~13時00分
場所:きらめきプラザ 岡山市岡山市北区南方2丁目13-1
きらめきプラザ / 施設の概要
ゆいの会が進めている十坪住宅修復保存事業に関連して、①かつて無らい県運動を支えた「十坪住宅建設運動」の歴史や、②現在の「十坪住宅修復事業」の経緯や意義、③修復の状況等についても解説します。
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ゆいの会が5年前から進めている、国立療養所長島愛生園に残る十坪住宅「徳島路太利」の修復保存工事が、今年4月から進行しています。10月末ころには修復工事が完了する予定です。
公益社団法人日本都市計画学会 都市計画論文集 Vol.54 No.3 2019年10月
【空間の残存程度からみた悲劇の記憶の継承メカニズムの考察ーハンセン病施設の保存に着目して-】https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalcpij/54/3/54_600/_pdf
は、ハンセン病隔離政策の記憶を対象に、記憶の継承活動が確立するに至るまでの空間の残存状態と議論の過程を分析することで、悲劇の記憶の継承メカニズムを明らかにすることを目的とした研究成果で、十坪住宅修復保存についても、触れられています。
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ハンセンボランティア「ゆいの会」が数年前から運動していた長島愛生園に残る十坪住宅「徳島路太利」の本格修復工事が、今年4月から始まります。
まず、一棟を市民の手で修復し、残る十坪住宅4棟についても、厚労省のハンセン病療養所の歴史的建造物保存等検討会のもとに設置されている「史跡ワーキンググループ」へ修復保存の働き掛けをしていきたいと考えています。
山陽新聞2020 年2月7日朝刊 https://www.sanyonews.jp/article/982649
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第19回ハンセン病問題に関するシンポジウム(人権フォーラム2020in広島)が、2020年2月9日(日)、広島市で開催されます。
昨年の熊本地裁でのハンセン病家族訴訟判決後、このシンポジウムも含めて、改めて、ハンセン病に対する偏見差別の解消に向けた人権教育、啓発のあり方が問われています。
シンポジウムの詳細はこちら↓ -
今年(2020年)のハンセン病市民学会総会・交流集会の場所、日程が決まりました。
日時 2020年5月16日(土)・17日(日)に長野市で開催します。
例年通り、16日(土)は総会・交流集会、17日(日)は午前中が分科会、18日(月)はオプショナルツアーで国立療養所栗生楽泉園(群馬県吾妻郡草津町)のフィールドワークなどが計画されているようです。
大会への参加申し込み方法等は、
ハンセン病市民学会のHP https://shimin-g-hp.jimdo.com/で告知されると思いますので、それらをご覧下さい。