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一般社団法人ハンセンボランティアゆいの会

ハンセンボランティア「ゆいの会」は、一般社団法人ハンセンボランティアゆいの会となりました。 岡山県瀬戸内市邑久町にある国立ハンセン病療養所長島愛生園 ・邑久光明園でボランティア活動をしています。 本ブログでは,当会の活動のほか,ハンセン病問題に関する 最新の情報も随時掲載しています。           

菊地事件連続企画実行委員会の発足会に出席
11月13日(日)午後2時から,国立療養所菊地恵楓園で,菊地事件連続企画実行委員会の第1回目の会合があり,菊地恵楓園に出かけました。
実行委員会では,今後,来年から,「新あつい壁」の上映会,菊池事件についての講演会・シンポジウム・現地調査などを経て,9月の再審申立をめざすことを確認しました。


菊地事件は,1952年に熊本県菊地市で起きた殺人事件をいいます。この事件の背景には,戦後行われた「第2次無らい県運動」と菊地恵楓園の増床計画がありました。そうした背景のもとで,この事件の被告人は,ハンセン病という疑いをかけられ,再三にわたる菊地恵楓園への収容勧告を受けたひとりでした。

入所勧奨に関わった職員への「逆恨み」による犯行として,ハンセン病患者と報告された男性が殺人容疑で逮捕されます。そして,ハンセン病患者であるがゆえに,裁判所での通常の法廷ではなく,療養所内に設置された特別法廷で,事実上非公開で,裁判は行われました。熊本地裁は,1953年8月29日,死刑判決を言い渡します。

そして,1962年に死刑が執行されました。

来年は,死刑執行から50年目を迎えます。

ハンセン病に対する差別と偏見と司法が深く結びついていたとされる,この冤罪事件の真相究明が,改めて,今,強く求められています。


くまにちコム
http://kumanichi.com/news/local/main/20111114001.shtml


毎日新聞
http://mainichi.jp/seibu/shakai/news/20111112ddp012040018000c.html


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