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一般社団法人ハンセンボランティアゆいの会

ハンセンボランティア「ゆいの会」は、一般社団法人ハンセンボランティアゆいの会となりました。 岡山県瀬戸内市邑久町にある国立ハンセン病療養所長島愛生園 ・邑久光明園でボランティア活動をしています。 本ブログでは,当会の活動のほか,ハンセン病問題に関する 最新の情報も随時掲載しています。           

RSKイブニングニュースの特集番組「埋もれた証言」「ハンセン病療養所の今」
 最近、RSKイブニングニュースで、特集ハンセン病「埋もれた証言 80年目の真実」が、3日連続、「ハンセン病療養所の今」が2日連続で、それぞれ放映された。

前者は、長島愛生園入所者であった故島田等さんが、生前、入所者100人から聞き取ったテープのうち、数十本のテープが愛生園で見つかり、これを元に、番組では、入所者からみた長島とハンセン病の歴史をたどり、また生前の島田等さん自身へのインタピューや関係者からの証言から、島田等さんの生きざまや思想を描いています。

「埋もれた証言」の撮影・編集は、長年、ハンセン病問題を追っている宮崎賢カメラマン。とてもすばらしい内容になっており、全国放送されればきっと大きな反響を呼ぶのではないかと思います。
再放送されることを期待しています。

なお、島田等さんは、生前、愛生園入所者自治会50年史『隔絶の里程』の編纂に心血をそそぎ、また、『病棄て 思想としての隔離』(1986年、ゆるみ出版)や、『返礼』(1992年、タイム写植)、『次の冬』(1994年、論楽社)を出版。また、島田さんの死後、親交のあった宇佐美治さんにより、最晩年の詩、評論、書評などを集めた島田等遺稿集『花』(手帖舎)を出版されている。

後者は、隔離の象徴である島でのハンセン病療養所の現在の姿と、愛生園と光明園において、将来構想についての模索が続いている状況を、2日連続で特集しています







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