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ケビン・ラッド首相の「盗まれた世代」への公式謝罪

本日、オーストラリアのケビン・ラッド首相が、オーストラリア連邦政府の首相として初めて、「盗まれた世代」へ公式に謝罪し、強制隔離の犠牲者であった人々に、心からの謝罪であったと受け止められたそうです。ハンセン病強制隔離政策に対する日本の首相談話と比べると、格段に重みがあると思われます。

「盗まれた世代」というのは、1880年代から1960年代にかけて、オーストラリア政府によって国策として行われたアボリジニの混血児の白人社会への同化政策により、親から強制隔離されたアボリジニの子どもたちのことです。「裸足の1500マイル」(2002年 オーストラリア)という感動的な映画を観られた方もおられるのではないでしょうか。
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ケビン・ラッド首相による盗まれた世代への謝罪
2008年2月13日
プレス・リリース TK07/2008


本日、午前9時(東部サマータイム現地時間)にケビン・ラッド首相は第42回連邦議会の席 上、オーストラリア連邦政府首相として、先住民の盗まれた世代に対する初の公式謝罪を行い、議会は満場一致でこれを支持しました

(英文スピーチ翻訳:文 責―在日オーストラリア大使館)

我々は本日、この国土の先住緒民族、その人類の歴史上最古にしていまなお続く文化に敬意を表する。
我々は、過去の彼らへの仕打ちを反省する。
我々は特に、わが国の歴史における汚点の章である盗まれた世代の人々への仕打ちを反省する。過去の誤りを正し未来に自信を持って歩むことで、オーストラリアの歴史の新しい一頁をめくる時が来た。
歴代の議会や政府が法律や政策を通じて、我らの同胞に対して深い悲しみや苦悩及び喪失を与えてきた点に謝罪する。
我々は特に、アボリジニやトレス海峡諸島民である子供達を、その家族やコミュニティー、そして故郷から引き離した点を謝罪する。
こうした盗まれた世代の人々と彼らの子孫の痛みや苦悩、苦しみに対し、また取り残された家族に対しお詫びする。
家族及びコミュニティーの崩壊に関して、母親や父親、兄弟、姉妹に対しお詫びする。
そして、誇りある人々、誇りある文化が斯くして侮辱され、貶められたことをお詫びする。
我々オーストラリア議会は、国家としての回復の一端として提示されるこの謝罪が、同様の精神で受け入れられるよう敬意を込めて要請する。
我々は、我らが大いなる大陸の歴史に、この新しい頁が今まさに書かれんことを決意し、未来への勇気を得る。
我々は本日、過去を認め全国民の未来への権利を謳うことで、この最初の一歩を踏み出す。
我々議会は、この未来において過去の不当な行いは決して再現されてはならないと決意する。
この未来において、平均寿命や教育、経済的機会における先住民と非先住民間の格差を埋めたいという全オーストラリア国民の決意を活かしていく。
この未来において、過去の手法で失敗してきた以前からの問題への新たな解決策の可能性を生かしていく。
この未来は、互いへの尊敬や相互間の決意及び責任に基づく。
この未来において、全国民は出自に関わらず真に平等なパートナーとなり、均等な機会を得ると共に、この偉大な国オーストラリアの歴史に新たな章を作るのに平等に参加できる

(写真) http://www.dfat.gov.au/indigenous_background/photographs.html





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