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ハンセンボランティア「ゆいの会」

岡山県瀬戸内市邑久町にある国立ハンセン病療養所長島愛生園 ・邑久光明園でボランティア活動をしています。 本ブログでは,当会の活動のほか,ハンセン病問題に関する 最新の情報も随時掲載しています。           

韓国・台湾・日本 3か国ハンセン人人権シンポジウム

 平成19年3月19日14時~17時、2007年 韓、台、日 三カ国ハンセン人人権シンポジウムが、韓国ソウルの国会議員会館大会議室で行われ、日本弁護団の一員として参加してきました。
主催   ハンセン人人権弁護団,(社)ハンビッ福祉協会共同主催
韓国では、ハンセン病回復者のことをハンセン人と呼んでいます。

 本シンポジウムは、日本での補償が決定されていない請求者についての補償問題、解放以後も韓国、台湾で発生しているハンセン病回復者に対する人権差別問題を解決するための特別立法制定など、様々な課題を討議するために、行われました。

 シンポジウムは、ハンセン人人権弁護団長 朴永立氏、ハンビット福祉会協会長イム・ドゥソン氏、国会議員キム・チュンジン氏の挨拶が行われたあと、ドキュメンタリー映画「椿の花のお嬢さん」が上映されました。これは、小鹿島(ソロクト)で暮らしている回復者を描いた感動的な作品で近々日本語版も作られ、日本での上映も行われると聞きました。
第2部は、韓国でのハンセン人人権侵害事例が、解放前と解放後にわけて、各一名から証言がなされ、解放後も人権侵害、差別事件が続いてきたことが報告されました。
第3部は、ハンセン人人権法制定に関する論議が行われ、チョ・ヨンソン弁護士(韓国)から、「韓国のハンセン病元患者の日本政府に対する補償請求訴訟の経過と問題点、その課題」、徳田靖之弁護士(日本)から、「日本におけるハンセン病基本法制定運動に関する報告」、蘇恵卿氏(台湾東呉大学助教授)から「台湾ハンセン病特別法制定に関する報告」、韓国国家人権委員会から「ハンセン人権実態調査報告後の経過」、チャン・チョルウ弁護士(韓国弁護団)から、「ハンセン特別法制定の必要性と方向」と題する、各報告が行われました。

  韓国、台湾では、日本での補償請求訴訟判決のあと、特別法が国会に上程されたものの、その後進展していません。このような状況を打開するため、現在、台湾、韓国では、それぞれの弁護団において、解放後の自国の責任を追及する国家賠償訴訟の提起を検討していることが報告されました。

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