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1月22日(火)と23日(水)の夕方18時15分からの,RSKイブニングニュースの中で,ハンセン病関連の特集番組を放映します。
放送時間は,8,9分だそうです。http://www.rsk.co.jp/tv/program/index.html
1月22日は,詩集「エプロンのうた 」の著者,故香山末子さん(本名金末壬さん,1945年栗生楽生園入園)と子・榎本初子さんの親子のきずなを通して,人権の大切さを考えます。
1月23日は,昨年の10月17日(土)に,岡山市内で開催された「ハンセン病のこれからを考える国際シンポジウム」(主催:長島愛生園歴史館,笹川記念保健協力財団)を取り上げ,ハンセン病療養所の歴史遺産を残し,後世に伝えることの重要さを考えます。
是非ご覧下さい。
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本日(2013年1月16日),ハンセン病療養所の将来構想をすすめる会・岡山の会議が,長島愛生園で開催されます。会議は,マスコミを含め,一般公開されています。
私も,同会の構成団体である「ゆいの会」と瀬戸内ハンセン病国賠弁護団から参加しています。
日時:14時~16時
会場:長島愛生園愛生会館
同会では,長島愛生園と邑久光明園の将来構想案をまとめ,厚生労働省に提出していますが,その後も,両園の将来構想案の実現のために,進捗状況等の確認やそれを推進していく上でのさまざまな課題についてさまざまな角度から検討議論をしています。将来構想の具体化が着々とすすんでいます。
同会の出席者は,
瀬戸内市長
長島愛生園入所者自治会
邑久光明園入所者自治会
長島愛生園
邑久光明園
医労連
岡山県保健福祉部健康推進課
瀬戸内市保健福祉部いきいき長寿課,総合政策課、市民生活部
瀬戸内市議会
瀬戸内ハンセン病国賠訴訟弁護団
岡山県医療ソーシャルワーカー協会
ハンセンボランティア「ゆいの会」
などの構成団体から選ばれています。
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沖縄復帰40年企画作品「ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を」の製作協力券を購入していましたので,昨日,岡山県天神山文化プラザでの上映会に参加しました。
1959年6月30日に米軍のジェット機が,宮森小学校に墜落し学童11名,近隣住民5名の命が奪われ,重軽傷者210名という大惨事となった,いわゆる「石川・宮森ジェット機墜落事故」を元に,現在の沖縄そして日本の平和の在り方を問いかけた秀作です。
ぜひ,多くの人びとに見て欲しい作品です。2月10日には,倉敷で上映会があります。
2月10日(日) ①10:30
②14:00
③18:30
上映推進委員会
おかやま
( )
映画「ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~」公式ホームページ
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昨日,入手しました。
Ili Na Ho'omana'o o Kalaupapa: Casting Remembrances of Kalaupapa | Official Bookstore
この本は,ハワイでのハンセン病の隔離政策(isolation polices)のため,1866年から,モロカイ島の中央北部から海に突きだした半島に定住させられることになった最初の人びとから,現在の居住者や彼らの親族の遺産を未来に継承していく家族らに至る,Kalaupapa(カラウパパ)の歴史を描いています。
本書には,Wayne Levin氏 が,1980年代から現在までに撮影した貴重な写真がたくさん収められています。
Anwei Skinsnes Law氏 とValerie Monson氏は,1979年には早くも,カラウパパの居住者およびカラウパパに送られた人たちの子孫へインタビューを行っており,これらのインタビューを含む両氏の文章で,カラウパパの歴史が綴られています。
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ハンセンボランティア「ゆいの会」は,来年(2013年)4月6日(土),岡山県総合福祉会館1階大ホール(岡山市石関町)で,ハンセン病問題を描いた映画「もういいかい」
の上映会を開催することを決定しました。
ドキュメンタリー映画「もういいかい ハンセン病と三つの法律」
ゆいの会主催の上映会は,菊池事件を扱った「新・あつい壁」に続き,2回目となります。
後日,上映会のチラシ等ができましたら,本ブログでもお知らせします。
大勢の市民の方々にご覧いただきたいと願っています。
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2012年12月14日(金),日弁連主催の第12回国選弁護シンポジウム「みんなで担う国選弁護-全ての被疑者に弁護人を-」が,岡山コンベンションセンターで,400名以上の参加者を得て開催されました。
被疑者国選弁護制度の進展の経過は,以下のようになっています。
1989年9月,松江市で開催された第32回日弁連人権擁護大会での宣言を受け,1990年4月に,日弁連刑事弁護センターを発足。日弁連は,2年以内にすべての地域において,自らの手で当番弁護士制度を創設し,被疑者国選弁護制度の実現を目指すことになりました。
1990年9月に大分県弁護士会,12月に福岡県弁護士会で,当番弁護士制度がスタート。
1992年10月には,全国52単位弁護士会の全てで,当番弁護士制度が実施されることになりました。
その後,日弁連は,およそ2年ごとに,国選弁護シンポジウムを開催し,被疑者段階での国選弁護制度の確立に焦点を当て,議論を重ねてきました。
そして,2006年10月には,短期1年以上の法定合議事件(これを「第1段階」と呼んでいます。)で,被疑者国選弁護制度が実施され,2009年5月には,対象事件がいわゆる必要的弁護事件(これを「第2段階」と呼んでいます。)に拡大されました。
さらに,日弁連は,対象事件を勾留された全ての被疑者の事件(これを「第3段階」と呼んでいます。),更には,逮捕段階からの被疑者国選弁護制度(これを「第4段階」と呼んでいます。)に拡大することを検討しています。
今回の国選弁護シンポジウムでは,被疑者国選弁護制度を第3段階にとどまることなく,逮捕段階からの全ての被疑者を対象とする第4段階へと発展させることを目指すために,議論が行われました。
今回のシンポジウムでは,
第1部「全勾留事件への対象拡大を見据えて」では,「第2段階の成果と第3段階への対応態勢」についての報告がなされ,第3段階への実現については,既にその対応態勢の構築が整っており,立法化に向けた運動論の展開が急務の課題であることが示された。
また「国選弁護報酬に関するアンケート結果の分析及び発表」についての報告も行われ,現在の国選弁護報酬の問題点の指摘,適正な弁護報酬の基準及びその実現へ向けて取組み等が提言された。
私も,担当した傷害致死事件において,弁護人側が支出した当事者鑑定(私的鑑定)費用について,法テラスが支払いを拒否した事例について報告しました。
第2部「身体拘束からの早期解放を目指して」においては,3名の会員の事例報告を踏まえ,身体拘束からの早期解放をめざすために,どのような取組みを行うべきかについて議論がされました。
第3部「逮捕段階の公的弁護制度の創設に向けて~イギリス・ドイツ報告を踏まえて~」では,すでに,こうした制度が実施されているイギリス・ドイツ調査報告がなされ,それらをも踏まえ,2名のパネリストから「第4段階」のモデル案が示された。
今後,これらの議論を踏まえ,できるだけ早い時期に,日弁連の「統一的試案」を完成させ,立法化の実現に向けた活動を本格化させたいとの方針が示された。
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来年4月6日に,岡山では初めてとなる,映画「もういいかい」(http://mouiikai.cocolog-nifty.com/blog/)の上映会を開催することになりました。ぜひ,多くに方々に観に来ていただきたいと思います。
会員の皆さまには,後日お知らせしますので,ぜひ上映会準備にご協力ください。
平成24年第8回ゆいの会運営委員会を開催しました。
日時:平成24年12月4日午後7時~8時30分
場所:岡山合同法律事務所
出席:近藤,金田,則武,出井,志賀,森田,八谷,児子,田村,岩田,疋田,山本
議事録
1 各部局報告
(1)企画
12月1日(土)第1回「畑耕し隊」で,愛生園の十坪住宅の近くにある,しばらく使われていなかった畑を開墾。
今後,地元の親子にも参加してもらえれば,交流の場にもなると思う。
次回,12月22日午前10時から,鹿よけネットなどを設置。参加会員募集。
(2)コーディネート
ア 愛生歴史館
12月3日,歴史館運営委員会で,来館呼びかけチラシと,国に繰り返し要請している「学芸員の補充」がなされないため,学芸員を補助する歴史館アルバイト募集を行うことになったとの報告。
イ ふれあいボランティア
11月22日,愛生園看護部と当会ボランティアとの間で意見交換会を実施。
看護部から,ベッドサイドでの訪問ボランティアの要請もある。
ウ 文芸
長島愛生園の「愛生誌」 に,詩人永瀬清子と手話会活動の掲載を始める。
エ 個別対応
介助ボランティアの際の,事故対応マニュアルの整備
オ 広報
ゆいの会パンフレット検討中
カ 会計
会費納入状況報告
第2 協議事項
1 忘年会
12月15日午後6時30分(岡山市内:アークホテル)
準備は,午後6時より
2 映画「もういいかい」上映会
日時:平成25年4月6日(土)
上映開始時間:午後1時30分(予定)
場所:岡山県総合福祉会館1階大ホール
定員350席
主催:ハンセンボランティア「ゆいの会」
12月に,後援依頼
上映会準備のための作業分担については,会員に呼びかける。
3 平成25年度ゆいの会総会
平成25年4月6日(土)午前10時30分 (岡山県総合福祉会館会議室)
第3 次回(第9回)運営委員会
日時:平成25年1月9日(水)午後7時
場所:岡山合同法律事務所
議題:「もういいかい」上映会,その他
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「Kalaupapa A collective memory」が,ハワイ大学から刊行されました。http://www.uhpress.hawaii.edu/p-8609-9780824836368.aspx
左写真は,「KALAUPAPA A COLLECTIVE MEMORY」の表紙。
同書は,575頁の大著ですが,比較的平易な英語で書かれています。AMZON.COMで入手できます。
著者のAnwei Skinsnes Law 氏は,彼女がティンエイジャーであった1968年にカラウパパを初めて訪れて以来,40年以上にわたり,ハワイイにおけるハンセン病の歴史を調査し,カラウパパにおいてオーラルヒストリーインタビューを行い,カラウパパの歴史についてのドキュメンタリーや本を生み出してきました。
1994年からは,IDEAのインターナショナルコーディネーターとして活動されてきました。