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岡山県瀬戸内市邑久町虫明にある国立療養所長島愛生園は、今年創立80周年を迎え、先日創立80周年記念式典が行われました。
「愛生」創立80周年記念号も、当日参加者に配布されました。
同号には、「ハンセンボランティア「ゆいの会」について」と題して、ゆいの会を結成するまでの経緯や思い、活動の内容、ゆいの会の活動を通じて思うことなどを書いた、私の小文も載せていただいた。
愛生誌は、第1号は、開園間もない昭和6年10月31日発行だそうである。終戦をはさんで2年間ほどは休刊したものの、連綿と発行されてきた。まさに貴重な歴史的資料である。
同園の愛生誌編集部には、1号から最新号に至るまで保存されている。
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「証言 八十年目の真実 ~長島そしてノルウエー」(ディレクター山下晴海、撮影・編集宮崎賢)が、RSK山陽放送で放送されます。
ハンセンボランティア「ゆいの会」も協賛しています。
ナレーションは、女優の吉永小百合さんです。
テレビINDXEX
http://www.rsk.co.jp/tv/index.html
10月から11月に掛けて、全国のTBS系列各局で放送されている作品の1時間版です。
放送局:RSK山陽放送
日時:平成22年11月28日(日)14;00~15:00
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昨日(平成22年11月19日)13;30分から、長島愛生園愛生会館で、国立療養所長島愛生園創立80周年記念式典が行われ、園内外から関係者等約200名が参加しました。
第1部)
式辞:藤田邦雄愛生園園長
告辞:細川律夫厚生労働大臣(代読)
挨拶:中尾伸治愛生園入所者自治会長
祝辞:石井正弘岡山県知事(代読)、武久顕也瀬戸内市長、福西征子全国国立ハンセン病療養所施設長協議会副会長、神美知宏全国ハンセン病療養所入所者協議会長
祝辞ののち、藤田園長より、長年のボランティア活動に対し、当会を含む2つの団体と3人の個人に感謝状が贈呈され、中尾入所者自治会長から記念品が贈られた。
当会の会員の皆様の地道な活動が、園や入所者の方々から評価されたことに感激しました。
第2部は、今回感謝状が贈呈された、コーラスグループ「コールひまわり・アダージョ」の皆さんの記念コーラスが行われ、美しい歌声を聞かせていただきました。
なお、長島愛生園、邑久光明園は、「ハンセン病療養所の将来構想をすすめる会・岡山」(会長:武久顕也瀬戸内市長)が、今年度末までに将来構想案をまとめる予定です。
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青年法律家協会岡山支部では、定期的に会合を開き、会員が取り組んでいる事件等について、会員から報告をしている。
昨日夕方、同支部の会合があり、原爆症認定行政の現状・問題点、原爆症認定集団訴訟、岡山訴訟等について報告をさせていただき、その後、BBCが制作した原爆ドキュメンタリー作品(DVD)をみる。
1945.8.6の松重美人さんの5枚の写真
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/04abom/kiroku/index.html
岡山訴訟は、現在広島高等裁判所岡山支部に係属しており、来年の3月14日(月)13:30分~3:00が、第1回口頭弁論期日と決まりました。
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来年5月20日から22日にかけて、名護市と宮古島で開催される「ハンセン病市民学会総会・交流集会」の企画委員会において、大会のテーマや企画等が話し合われたというニュースです。
(映像)
琉球朝日放送 報道部 » ハンセン病市民学会 企画委員会 -
2010年11月12日午前11時から11時30分まで、鳥取地裁(朝日貴浩裁判長)で、ハンセン病非入所者の遺族が、国と鳥取県を被告として国家賠償を請求した裁判の第2回口頭弁論期日が開かれ、原告代理人と原告が意見陳述を行った。
被告国は、答弁書において、隔離政策がハンセン病に対する偏見差別を助長したこと,非入所者が差別的取扱いをうける地位におかれていたこと及び非入所者がハンセン病治療を受けられる機会が限られていたことは認めると述べた。
被告鳥取県も、知事が国の機関委任事務を遂行する上でハンセン病に対する偏見差別を助長したことは認めつつも、第1準備書面において、被告らは、被告国が行った隔離政策は終生絶対隔離・絶滅を企図した政策ではないとし,また,一般医療機関においてハンセン病の治療を受けることを事実上困難にすることを意図してハンセン病治療薬を保険診療対象外としていたものではない」として主張している。しかし、これは詭弁にすぎない。
国は、1996年のらい予防法廃止までハンセン病を健康保険で診療することを認めず、ハンセン病治療薬も保険医薬品として認可しなかった。これにより、療養所外で療養するハンセン病患者は自費で診療を受けるしかなく、ハンセン病患者は療養所に入るか、療養所に入らず社会の偏見と差別のなかで十分な医療を受けることもできないまま身を潜めて生きるしか途がなかった。
そして、多くの患者は、ハンセン病療養所に入ることを強いられた。ハンセン病療養所に入所せず,社会に身を潜めるようにして生きてきたハンセン病患者であった母親やその子である原告が,長年にわたって背負い続けてきた苦悩は計り知れない。
第3回口頭弁論期日は2011年2月4日(金)午後1時30分から2時と指定された。
朝日新聞(鳥取地方版)2010年7月28日付けで,この裁判が取り上げられています。
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映画「ふたたび SWING ME AGAIN」が、11月13日(土)から、全国ロードショー。
企画・監督 塩屋俊
出演者:鈴木亮平、MIJNI、財津一郎、藤村俊二、佐川満男、青柳翔。古手川祐子(特別出演)、陣内孝則(特別出演)、渡辺貞夫。
ハンセン病のため、ハンセン病療養所に隔離収容された元ジャズトランペッターが、50年ぶりに神戸に戻り、昔の仲間との約束を果たすために、孫と共に旅に出る。
(公式サイト)
http://futatabi.gaga.ne.jp/
(劇場情報)
http://futatabi.gaga.ne.jp/theaters.html