-
2010年6月30日14時~16時、長島愛生園自治会会議室で、「ハンセン病療養所の将来構想をすすめる会・岡山」の会合が開かれました。
すすめる会・岡山では、月1回のペースで、長島で会議を開き、岡山県にあるふたつのハンセン病療養所の将来構想の議論・検討してきました。
前回の会議で、本会の事務局を地元瀬戸内市に引き受けていただくことが提案され、今回の会議で、正式に本会の事務局を瀬戸内市役所に置くことが決定しました。これに伴い、瀬戸内市長武久顕也市長が本会代表に就任することも決定し、副代表には、愛生園自治会長と光明園自治会長が就任することもあわせて決定されました。
そのほか、本会の規約(案)、平成22年度予算(案)、本会の構成メンバーなどが承認されました。
平成22度末までに、両園の将来構想に関する報告書を完成させることなどの平成22年後の事業計画が、事務局から示された。
これにより、両園、両園自治会、県、地元の瀬戸内市、瀬戸内市議会、労働組合、瀬戸内弁護団、市民団体である「ゆいの会」などが一体となって、平成22年度中に、長島愛生園、邑久光明園の将来構想をつくりあげる体制がいよいよ動き出すことになりました。
PR -
本日6月26日午後4時から、第7回現地実行委員会が行われました。23名が参加しました。
1 実行委員会年間活動報告
1年以上に及んだ実行委員会の活動報告(総括)を行う。
2 5/8、5/9の参加状況の報告
8日の大会は、事前申込者と当日受付者をあわせると920名、レセプション参加465名。9日の長島愛生園、邑久光明園、大島青松園での分科会の参加者は、710名+α
いずれもボランティアを除いた数。ボランティア参加者は、登録者234名、
学生69名、労働組合関係46名、ゆいの会12名、行政関係6名、職能団体40名、光明園職員28名、愛生園職員11名、その他一般市民22名
ボランティアを、8日、131名を配置、9日、三園に157名を配置。延べ人数288名。その他、現地実行委員会のメンバーやゆいの会の運営委員が多数参加。
3 各部局からの報告
(1)決算報告等
(2)集会報告書の制作
ボランティアの参加してくれた多くの人の記念になる、集会報告集を作成する方針を確認した。
実行委員会終了後、場所を代えて懇親会を行い、1年間の奮闘を互いに労った。
-
6月22日午前11時から12時まで、東京都千代田区平河町の全国都市会館で、「らい予防法による被害者の名誉回復と追悼の日」の追悼と名誉回復、慰霊の式典が行われた。昨年から名誉回復と追悼の日にあわせて、厚労省主催で行われているものです。
引き続き、午後2時からは5時近くまで、今年度のハンセン病問題対策協議会が開催され、事前に厚生労働省に提出したあった統一要求書に基づき、項目ごとに統一交渉団から、各要求事項の趣旨説明が行われ、これに対する厚労省から回答、その後の質疑という、例年どおりの形で進行された。
今年は、厚生労働省の残されたハンセン病問題解決に向けた、ハンセン病問題基本法の施行後における取り組みの消極的姿勢が厳しく批判された。
とりわけハンセン病療養所の将来構想に関して、厚生労働省が、法的責任に基づく自覚に基づき、自らの課題として取り組む姿勢が、全く見られないことに対する、怒りや憤りの発言が続いた。
厚生労働省には、自ら率先してこの問題に取り組むことが要求されていることに、早く気づくべきである。
ハンセン病:元患者の追悼式典開催 - 毎日jp(毎日新聞)
-
人権啓発拠点に再生 旧医療刑務所活用で講演会-熊本のニュース│ くまにちコム
全国唯一のハンセン病患者専用刑務所で、合志市の国立ハンセン病療養所・菊池恵楓園の隣接地に建てられた旧菊池医療刑務所の歴史的役割を学ぶ講演会が13日、同園であり、人権侵害を象徴する“負の遺産”を人権啓発の拠点に再生させる必要性を訴えた。
恵楓園の将来を考える会(会長・工藤昌敏入所者自治会長)が、ボランティアガイドの特別講座も兼ねて主催。約110人が参加した。
同刑務所は1953(昭和28)年開設。殺人罪に問われた男性が無罪を訴えながら死刑執行された「藤本事件」では、異例の出張公判の会場にもなった。
同事件の再審請求に意欲を持つ徳田靖之弁護士(ハンセン病国賠訴訟西日本弁護団代表)が、自治体が患者収容を徹底していた当時の社会背景と、司法手続きに含まれる問題点を列挙。「すべての公判が恵楓園や同刑務所内の特別法廷であり、被告は公開裁判を受ける権利を奪われた。熊本地裁判決は隔離政策を違憲と断じたが、裁判所(司法)自身は自らの過ちを認めないままだ」と指摘した。
また、教戒師として同刑務所に通い、元死刑囚とも面会を重ねた坂本克明さん(77)=熊本市=が登壇。受刑者以外に療養所の規律違反者も収容されていたと証言し「戦後の新憲法下で廃止されたはずの監禁室がなくなっていなかった」と問題提起した。
「考える会」は、旧刑務所を法務省所管の「人権啓発センター」にするよう求める国会請願の署名活動を展開中。12月末までに10万人を目標にしている。(森紀子) -
6月11日午後3時30分から、国立療養所邑久光明園で、ハワイにおけるハンセン病の歴史やカラウパパ国立歴史公園についてお話をさせていただく機会をいただきました。長島の将来構想を考えるうえでも参考になるのではないかと思っています。
カラウパパ国立歴史公園を訪問したのは2000年。ぜひ再度訪問したいと思っています。
カラウパパ国立歴史公園のHP、http://www.nps.gov/kala/。
資料も豊富に掲載されています。
-
6月6日(日)、愛生歴史館の運営ボランティアとして出かけてきました。
国立療養所長島愛生園では、平日のほか、土日も事前の予約があれば、「ゆいの会」の歴史館ボランティアが対応しています。5月以降、沢山の団体での来館者が訪れており、当会の会員も頑張って対応しています。
この日は、広島市のノートルダム清心中・高等学校の先生方6名が、歴史館に来館されました。
午後1時から4時頃まで、歴史館内(1階と2階)と、園内の収容桟橋、収容所、監房、納骨堂、神谷書庫などの歴史的建造物などを説明しながら歩きました。
今後は、生徒を連れて訪れたいと言われておられました。宿泊施設を持つ青少年研修センターというべきものがあればどんなにかよいかとも思います。
国立ハンセン病療養所長島愛生園のハンセン病資料館「愛生歴史館」
但し、下記ホームページの歴史館の施設案内図のうち、現在は、2階の図書室は証言映像室になり、ミーティングルームは図書室になっています。
http://www.hansen-okayama.jp/topics/rekishikan.html