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RSK山陽放送で,3月13日午後7時から約1時間の番組で,「生きがい~ハンセン病療養所から~」を放映します。
http://www.rsk.co.jp/tv/message/ より引用
ハンセン病療養所には,入所者による優れた文芸,音楽,芸術活動が息づいてきた。生きてきた証と言える遺産だ。絵画に詩や俳句,ハーモニカ楽団....山陽放送にその貴重な映像が残されている。かつて,療養所の精神科医だった故・神谷美恵子さんの目線も織り交ぜながら,療養所の中で育ち,社会で賞賛されるに至った入所者の作品から感じ,学びとりたい。『生きがい』とは?
スタジオから生放送でお届けする。
キャスター=太田雅仁,小尾渚沙
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国立療養所栗生楽泉園でも,来年度から,入所者自治会や「群馬・ハンセン病訴訟を支援しともに生きる会」が,園内のガイドボランティアを育成することになったようです。
ぜひ,多くの市民の方々が参加してくれるようになればいいですね。
朝日新聞2013年2月25日より
http://www.asahi.com/area/gunma/articles/TKY201302240212.htmlハンセン病元患者の支援団体「群馬・ハンセン病訴訟を支援しともに生きる会」(羽部光男会長、約400人)が24日、元患者に経験などを聞く学習会を前橋市内で開いた。国立療養所「栗生楽泉園」(草津町)のボランティアガイド育成に先立って、会員向けに初めて開いた。
学習会では同園入所者自治会の藤田三四郎会長、谺(こだま)雄二副会長が、患者への国の隔離政策の実態などを振り返り、参加者からの質問に答えた。
全国の患者が懲罰で収容された「重監房」について、谺さんは「1日2回の少ない食事で飢餓状態になり、同じ房で収容者が亡くなったことを隠して2人分の食事を食べていた収容者もいた。全く悲惨極まりない」などと振り返った。
重監房は来年度にも楽泉園内に復元される見込みで、同園自治会や生きる会も来年度から、高齢化が進む入所者に代わって施設を案内し、国の隔離政策や元患者の被害の歴史を伝えていくボランティアの育成をめざしている。
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第9回ハンセン病市民学会総会・交流集会は,以下の日程で,熊本で開催されます。
詳細は,第9回ハンセン病市民学会in熊本2013 | Wix.com を参照ください。
1日目 5月11日(土)13時開会
総会:熊本県立劇場
〒862-0971 熊本県熊本市中央区大江二丁目7-1
レセプション:熊本学園大学学生食堂(7号館)
2日目 5月12日(日)菊池恵楓園
9時開会
9時~12時:分科会
13時~15時:特別企画,部会,フィールドワーク
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ハンセンボランティア「ゆいの会」は,「もういいかい ハンセン病と三つの法律」(監督:高橋一郎)の岡山上映会を開催します。多くの団体から共催及び後援を頂きました。有難うございました。
1907年の「癩予防二関スル件」,1931年の「癩予防法」,そして1953年の「らい予防法」という,ハンセン病患者の隔離収容を定めた3つの法律の下において,我が国のハンセン病療養所の中で何が行われ,入所者がどのような生活を送ってきたのか。
映画「もういいかい ハンセン病と三つの法律」は,当事者を含む,多くの関係者の証言に基づいて,先の三つの法律の下での,89年に及ぶ絶対隔離政策の歴史を描いています。
今,我が国を含めた各国で,この歴史を遺産としてどのように保存し,さらに次の世代にいかにして語り継いでいくかが喫緊の課題となっています。
主催:ハンセンボランティア「ゆいの会」
共催:岡山弁護士会,ハンセン病国家賠償請求訴訟瀬戸内弁護団
上映日時:2013年(平成25年)4月6日(土)午後2時
上映場所:岡山県総合福祉会館 1階大ホール
鑑賞券:500円(税込)
後援:岡山県,岡山市,瀬戸内市,岡山県看護協会,岡山県社会福祉協議会,岡山市社会福祉協議会,赤磐市社会福祉協議会,瀬戸内市社会福祉協議会,備前市社会福祉協議会,長島愛生園入所者自治会,邑久光明園入所者自治会,岡山県青年司法書士協議会,岡山県精神保健福祉士協会,岡山医療ソーシャルワーカー協会,岡山県社会福祉士会,岡山パブリック法律事務所,ハンセン病療養所の将来構想をすすめる会・岡山,朝日新聞岡山総局,毎日新聞岡山支局,読売新聞岡山支局,産経新聞社大阪本社,山陽新聞社,RSK,岡山放送,RNC西日本放送,TSCテレビ瀬戸内(順不同)
映画の詳細,チケット等お問い合わせ先は,チラシ -
岡山にある国立療養所邑久光明園のHPが,リニューアルされました。
情報量も増え,とても充実しました。随時,あらたな情報発信をしていただければと思います。
ハンセンボランティア「ゆいの会」も,あらたにリンクされています。
国立療養所 邑久光明園ホームページ
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2013年2月8日(金)16時から,鳥取地裁民事部合議係(遠藤浩太郎裁判長)で,ハンセン病・非入所者遺族国賠訴訟の第14回口頭弁論が開かれ,その後,進行協議が行われました。
被告(国及び鳥取県)からは,原告第6準備書面及び第8準備書面に対する,反論の準備書面(第7準備書面)が提出されました。
「原告は,非入所患者の子として,国のハンセン病隔離政策のもとで差別偏見を受ける地位に置かれ続ける一方,原告や亡母に対する公的援助は皆無であった」との原告の主張に対して,
被告国及び鳥取県は,
「非入所患者は就労する場合もあるから一概にハンセン病患者の家族が生計困難になるとはいえないし,仮に生計困難に陥った場合には,生活保護を受けることも可能だった。」
「非入所患者の相当数は外来診療を受けていたのであり,非入所患者が一般の医療サービスの対象外であったとはいえない。現に,複数の国立大学のほか,県及びその他の診療機関で診察を受けていた事実がある。」
「被告らは,ハンセン病患者の家族らに対してその偏見差別が及び,かつそれが極めて深刻な被害を生じせしめていることを十分認識していた事実がないのであるから,被告ら(国及び県)に偏見差別を除去する義務があるとか,被告らが,その義務に違反したとは認められない。」
というものです。
非入所者及びその子らが,国のハンセン病隔離政策のもとで,いかに辛く過酷な状況に追い込まれながら生活してきたかという現実を直視しようとしない,国や県が姿勢は何ら変わっていません。
次回には,原告側からも反論の準備書面を提出します。
次回以降の予定は以下のとおりです。
第15回口頭弁論 3月15日(金)11時00分~11時30分
第16回口頭弁論 5月10日(金)14時30分~15時30分
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第4回邑久光明園人権啓発展示会「~らい予防法廃止法案を経て更なる解放へ~」が,平成25年2月18日(月)~2月28日(木)までの11日間(土・日も開催),邑久光明園岡山事務所(岡山市中区門田屋敷5-1-24)で開催されます。
ぜひ,お立ち寄りください。
詳しくは,国立療養所 邑久光明園HPの人権啓発展示会案内をご覧下さい。
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岡山県瀬戸内市は、国立療養所邑久光明園に、特別養護老人ホームを誘致することを決め,着々と準備をすすめています。
このたびの特養の誘致は,ハンセン病療養所を地域へ開放することを可能としたハンセン病問題基本法の制定後、邑久光明園が将来構想の1つの柱として構想していたものです。
全国13の国立ハンセン病療養所において,初めての試みとなり,注目されています。
設置される特別養護老人ホームの規模は50床です。
事業者となる社会福祉法人が,約3800平方メートルの土地を借りて,建設,運営することになっています。
2015年4月の開所を目指しています。
ハンセン病療養所:将来見据え特養誘致…岡山の邑久光明園- 毎日jp(毎日新聞) -
1月24日(木),ハンセン病療養所の職員減少に伴う医療介護のサービス低下が深刻となっている問題で,全療協,全原協,全弁連で構成する統一交渉団と田村憲久厚生労働大臣との面談が実現し,私も参加しました。
大臣室で行われた面談において,田村憲久厚生労働大臣は,①2013年度は,(定数削減を行ったうえで,同数を定員として増員することにより),2012年度の定数と同数を確保すること,②①の方針の下,介護員の30人増員を目指すこと,③期間業務職員を補充し,全体の職員数が減少しないようにする,と回答しました。
ハンセン病療養所:職員、減らさず 厚労相、入所者代表に方針示す- 毎日jp(毎日新聞)