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岡山県が編纂したハンセン病関係資料集「長島は語る」が、岡山県のHPで見られます。全国でも、県が独自に行ったハンセン病問題の検証作業としては、特筆すべきものだと思います。無らい県運動の歴史を含め、貴重な記録が収録されています。
ぜひ、ご覧下さい。
他県でも、ぜひこのような取り組みをしてほしいと思います。
「長島は語る」
http://www.hansen-okayama.jp/comm/kataru.htmlPR -
ハンセン病療養所の将来構想をすすめる会・岡山が、平成23年3月にまとめた「長島愛生園将来構想」「邑久光明園将来構想」が、6月2日、岡山県知事に提出されました。
おかやまハンセン病啓発ホームページ
http://www.hansen-okayama.jp/
に掲載されています。ぜひ、ご覧下さい。
邑久光明園将来構想
www.hansen-okayama.jp/topics/pdf/kousou_koumyouen.pdf
長島愛生園将来構想
www.hansen-okayama.jp/topics/pdf/kousou_aiseien.pdf
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2003年から始まったハンセンボランティア養成講座は、今回で記念すべき第10回となりました。登録した受講生は22名となりました。
第1日目前半は、牧野正直邑久光明園名誉園長が、「ハンセン病とハンセン病問題」と題して、主にハンセン病医学についての講義を行いました。
病原性が極めて弱いとされるハンセン病について、その感染、発症、症状、治療方法、後遺症等について詳しく説明をされた。
後半は、長島愛生園の歴史館田村朋久学芸員が、入所者2名の証言を収録したDVD映像も紹介しながら、「歴史館から学ぶ」と題した講義を行いました。
(6/5の講義の様子)
第2回は、6月12日(日)、午後13時~16時10分、邑久町の瀬戸内市社会福祉協議会会議室で行われます。
次回は、関西福祉大学の平松正臣教授が、「ボランティアをはじめる前に」と題した講義と当会会員が、「ボランティア実践から学ぶ」と題した実践報告をします。
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昨日午後6時から、岡山弁護士会2階の会議室(ホワイエ)で、自由法曹団岡山支部主催の、東日本大震災医療支援ボランティアの報告会があり、参加しました。
医療支援ボランティアとして参加された岡山協立病院の髙橋副院長、看護師として支援に加わった崎本とし子元岡山市議から、ボランティアの報告があり、また弁護士として、あるNPO主催のボランティア活動に参加した呉弁護士からも報告がありました。
国の取り組みは進んでいるとはいえない。震災被害者についての状況、国の取り組みについての進捗状況などをきちんと批判的に検討する、マスコミの報道も少なくなっているように思われることも気掛かりである。
岡山弁護士会でも、支援活動費用として一定額の予算を組んでいるが、会としての独自の活動はできていない状況にある。是非、会としても出来ることから、しっかり取り組んで欲しいと思っています。
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4月以降、長島愛生園にあるハンセン病資料館「愛生歴史館」の訪問者が増えています。当会の会員が、土日だけでなく、平日に来館される大勢の訪問者のために、学芸員とともに、ガイドボランティアとして対応しています。修学旅行のコースの中に入れて毎年、長島を訪れてくれている学校もあります。
昨日(日)、愛生歴史館のガイドボランティアとして出かけてきました。
今年10月6日(木)、7日(金)、高松市で第54回日本弁護士連合会人権擁護大会が開催されますが、その実行委員(第3分科会担当)10名が、高松の国立療養所大島青松園を訪れる途中に、長島に立ち寄り、愛生歴史館を訪れたいとの予約が入っていました。
初めて長島を訪れた委員が多いようでした。1時間ほどでの短い時間でしたが、駆け足で、歴史館と園内をガイドしました。
その後、皆さんを、予め連絡していた入所者の居室に案内しました。約1時間の予定で懇談された。
因みに、人権擁護大会1日目の、シンポジウムは、以下の3つです。
1)第1分科会 私たちは「犯罪」とどう向き合うべきか?-裁判員裁判を経験して死刑のない社会を構想する
2)第2分科会 「希望社会」の実現~豊かさへの社会保障をデザインする
3)第3分科会 患者の権利法の制定を求めて-いのちと人間の尊厳を守る医療のために
この日は、ほかにも、事前予約のなかった3名が来館されました。
愛生歴史館は、福祉課に事前予約をしていただけば、土日は、当会のボランティアが対応しますが事前予約がない場合には閉館している場合もありますので、ご注意ください。
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韓国小鹿島病院でのボランティアについての案内です(韓国小鹿島病院HPより)
SOROKDO National Hospital
また、宿舎及び生活施設を揃えたボランティア会館を建設して、ボランティアメンバーらが快適な環境の中で生活できるように支援しており、長期ボランティアメンバーたちのためには、食費及び各種生活必需品の支給を拡大する等のこれらの生活与件改善にも着実に努力しております。
これだけでなく、分期別に懇談会を実施して、ボランティアメンバーらが奉仕活動過程や日常生活で感じる障害な事を共に悩んでおり、誠実な奉仕者を選抜して褒賞する等、見えない所から黙黙と愛で奉仕する彼らを慰労し、激励するための努力にも最善を尽くしております。
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先日、予告しました、RSK山陽放送テレビの「いのちの瀬戸~ハンセン病・文芸に生きて」が、明日放映されます。日本民間放送連盟賞出品作品として制作した作品です。
放送時間は、平成23年5月28日(土)16:00~17:00
RSK山陽放送から、改めて、番組の内容の紹介をいただきましたので、以下に紹介します。
一部、内容に変更があるようです。
いのちの瀬戸
~ハンセン病‥文芸に生きて~
「ハンセン病療養所では、文芸、芸術、音楽など文芸のあらゆる分野にわたり、秀逸の作品や活動の歴史が紡がれてきた。ハンセン病の文芸について研究を続ける人たちも少なくない。
ノーベル文学賞作家・川端康成との縁がきっかけで勉学に励み、日本で唯一、世界的にも例を見ないハンセン病患者のためだけの高校、邑久高校・新良田教室を卒業した後に社会復帰、現在は長野大学客員教授で作家でもあるハンセン病回復者、伊波敏男さん。今はまた『ハンセン病が現代に問いかけているもの』をテーマに新たな本の執筆にとりかかっている。
日本を代表する女流詩人、故・永瀬清子は、この長島に目を向け、強制隔離政策で断絶された家族との絆を詩作によって追及し、また詩の指導をしていた。
ハンセン病療養所・長島愛生園の入所者で、画家であった故‥加川一郎の絵画がふるさとの三重に里帰りして展覧会も開かれた。三重でも人権問題に取り組み団体の企画だった。
ハンセン病入所者が残した文芸には、繊細さや研ぎ澄まされた感性だけでなく、逆境を生き抜く力も見て取れる。これらを紐解くことで聞こえてくる「人間とは?」「人権とは?」。いのちの瀬戸に立たされた入所者の声を伝えたい。」