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ハンセンボランティア「ゆいの会」の成り立ちやこれまでの活動を振り返って、短い文章にまとめました。
「ゆいの会」の活動を振り返って(2010)pdf)
先日の「ゆいの会」の忘年会のときに、参加者の皆さんにも配布したものです。
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国立療養所奄美和光園で、地域へ開放されていた一般外来診療が再開される見通しとなりました。
皮膚科外来が来春再開 奄美和光園 常勤医1人赴任へ : 鹿児島 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
医師不足のため、四半世紀続いた皮膚科の一般外来診療を昨年12月末に休診した奄美市の国立ハンセン病療養所「奄美和光園」に来年4月、皮膚科医が赴任することが内定した。専門医が常駐することで、一般外来再開のめどが立った。和光園は1983年から、皮膚科の一般外来を開始。島内のほか、徳之島や喜界島からも患者が訪れていた。
医師定員は3人だが、昨年12月までは酒本喜與志園長(62)と、皮膚科の専門医だった副園長が2人で、入所者と一般外来患者を診てきた。同月末、副園長が退職して医師が1人となり、一般外来を休診にした。
今年4月までに、国立国際医療研究センター(東京)の医師と、星塚敬愛園(鹿屋市)の医師が併任する形で3人体制となったが、皮膚科の専門医がおらず、一般外来は休診のまま。11月中旬以降は、同研究センターからの医師派遣が一時中断しており、2人体制に戻っていた。
来年4月から常勤することが内定したのは、静岡県内の病院に勤務する皮膚科専門の女性医師。旅行で奄美を訪れて気に入り、自ら赴任を希望して夫と共に移住してくるという。
酒本園長は「中小病院や辺地のハンセン病療養所にはなかなか医師が集まらず、特に離島は難しい。そんな中で臨床経験を積んだ皮膚科の専門医が来てくれるのはありがたい。来春の一般外来再開を目指したい」と話していた。
(2010年12月24日 読売新聞) -
2011年ハンセン病市民学会総会・交流集会は、5月21日(土)、22日(日)です。沖縄県名護市での開催です。
20日に、宮古島で前夜集会、23日(月)に、石垣島・西表島で、フィールドワークが企画されています。
下記実行委員会ブログに、日程と概要が記載されています。
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山陽新聞「邑久光明園に「集いの広場」を、神戸大院生ら作業進める」
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2010121821151022/
山陽新聞記事2010.12.18より
国立ハンセン病療養所・邑久光明園(瀬戸内市邑久町虫明)に島内外の人が交流できる「集いの広場」をつくろうと、関西や県内の学生らが17日夜から2泊3日のワークキャンプでボランティア作業をしている。11月、同園と教育・啓発活動で連携協定を結んだ神戸大大学院人間発達環境学研究科(神戸市)が取り組む「ESDボランティア塾ぼらばん」の呼び掛けで36人が参加。
「しのび塚」近くの予定地ではつるはしやスコップを振るい、段々畑だった場所の整地、草に埋もれた道の復活、竹の伐採などをした。作業の合間には入所者の居室も訪ねた。
ワークキャンプは2007年から始まり7回目。来年は5、8月に予定する。同大学院の松岡広路教授は「協定を結んだことで、学生も継続して取り組む意識が高まった。活動を地域、社会に広げたい」と話している。
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2010年12月13日、厚生労働省(中央会)は、韓国の「小鹿島更生園」に終戦前入所し、その後韓国内の定着村(http://www.mognet.org/hansen/korea/village/)に暮らしている35名に対し、「ハンセン病療養所入所者等に対する補償金の支給等に関する法律」(ハンセン病補償法)に基づき、補償金を支給することを決定しました。
1月以来の補償金支給決定でしたが、この間に追加申請もあり、現在も若干数の未認定者がおられます。日本のソロクト弁護団と韓国弁護団が協力していて,早期解決に向けて取り組んでいます。
ソロクト弁護団
http://www15.ocn.ne.jp/~srkt/diary.html
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12月7日、国際医療福祉大学初代学長などを務められ、「らい予防法」の廃止に尽力された大谷藤郎先生が亡くなられた。86歳。
http://www.iuhw.ac.jp/pdf/2010.12.08.pdf
熊本判決後の内閣総理大臣談話を受けて、2002年5月7日に、ハンセン病資料館施設整備等検討懇談会が設置され、大谷藤郎先生が座長を務められました。
大谷先生には、2002年5月27日(第1回)から2007年3月23日(第17回)まで約5年間続いた上記懇談会に、参集者(委員)の1人として参加したことをきっかけに、親しくしていただきました。会議のあと、喫茶店で貴重なお話も聞かせていただくこともありました。とてもおおらかで包容力のある先生という印象でした。
前記懇談会では、長島、菊池にも資料館を整備すべきということも議論がなされたものの、最終的には、高松宮記念ハンセン病資料館の拡充整備をし、新たな国立ハンセン病資料館としてリニューアルするという結論になり、中間報告書(案)では、ハンセン病資料館の充実については、「内閣総理大臣談話を踏まえ、国は上記のような役割や機能を備えたハンセン病資料館を設置することが必要である。その際には過去の経緯に鑑み多磨全生園内にある高松宮記念ハンセン病資料館の充実を図ることが望ましい。」という結論が提案されました。
しかし、これにはどうしても納得がいかず、それ以外の各療養所でも、将来、資料館あるいは資料室の設置が可能となるような一文をぜひ追加してもらいたいと強く求め、最終的に、大谷先生の判断で、上記文章に続いて、「今後、多磨全生園以外の各施設については、それぞれの実情に応じた資料の保存のための措置が講じられるべきである。」という、一文を加えていただくことができました。
ハンセン病資料館施設整備等検討懇談会中間報告書
その後、国立ハンセン病資料館以外にも、愛生園を始めとしていくつかの療養所でハンセン病資料を展示する資料館・資料室が設置されることになったことについては、この報告書のこの一文が重要な役割を果たしていると思います。
最後に、大谷藤郎先生のご冥福をお祈りします。
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2010年12月7日(火)午後7時から運営委員会を開催しました。
場所:岡山合同法律事務所
出席:牧野、近藤、則武、森田、八谷、児子、田村、岩田、疋田、山本
協議事項:
①忘年会企画
平成22年12月19日(日)に開催される恒例の忘年会の参加状況
企画担当者報告
ことしも、盛りだくさんの気楽に楽しめる企画ができました。
②市民学会報告集
最終校正をしたうえで印刷所に送り、年内に印刷発送予定。
市民学会実行委員会のメンバーや当日ボランティアとして参加していただいた方々に、原稿を依頼して、りっぱな報告書にまとまりました。ボランティアに参加していただいた方々に発送します。
③邑久光明園資料展示室
同園資料展示室運営委員会への参加の申し入れを行った。
④長島愛生園文藝協会の資料整理。
長島愛生園の文藝協会の書庫の資料整理
文藝協会の歩み展の企画を検討。
⑤長島愛生園文藝協会の書庫の資料整理
平成23年1月23日(日)午後に行うことに決定。
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ハワイ・モロカイ島の Kalaupapa Guided Mule Tours(ミュールライドツアー)が再開されたそうです。
ミュールライド・コム
http://www.muleride.com/
最新情報
http://www.muleride.com/closureupdate.html